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マイスター本科第1回講座は「想像のシステムから見た日本の“うつわ”」です

2013年11月30日 マイスター本科第13期第1回講座開催しました。

マイスター本科第1回講座は、
国際陶芸アカデミー会員・美術評論家の外舘和子先生による
「想像のシステムから見た日本の“うつわ”」です。

外舘先生アップ

外舘先生は2013年11月、ボストン美術館より、
英文著作『Fired Earth, Woven Bamboo: Contemporary Japanese Ceramics and Bamboo Art』を出版。

51jECOXL2YL._SL500_AA300_

国際的視野で、焼き物の歴史を振り返り、
日本の「うつわ」が生み出されてきた背景をたどり、
作り手と受け手の両側から紐解いていきます。

IMG_4571

後半は、「うつわ」についてグループディスカッションし、
生活の中でのモノとの関わりかたを考えていきます。

IMG_4555

IMG_4562

本科講座第1回目という事で皆さんちょっと緊張ぎみでしたが
グループディスカッションが皆さんの距離を縮め
活発なディスカッションがあちこちで繰り広げられていました!

外舘先生のプロフィールはこちら
https://www.nipponbrand.org/honka/teachers/todate_kazuko.html

マイスター本科第13期第3回「染色デザインから見る日本の美」講座を開催しました。

2014年1月25日
マイスター本科第13期第3回「染色デザインから見る日本の美」講座を開催しました。
講師は女子美術大学名誉教授の大澤美樹子先生です。

本科「染色」3

3時間の講座の前半のテーマは
「日本の染色の歴史とその背景を知る」

時代を遡り、時代ごとの日本の染色の特色を
多くの画像と共に学びます。

DPP_0002

休憩を挟み、後半は
「染色の実物から日本のモノづくりの真髄を学ぶ」

DPP_0003

大澤先生所有の多数の染色の実物や
制作に使う道具の説明を通じて
日本のモノづくりの真髄を体感。

一番身近な染色である
“手拭い”のデザイン性の高さに受講生の皆さん感動!
“手拭い”のファンになりましたよ!!

DPP_0022 のコピー

大澤先生のプロフィールや皆様へのメッセージはこちら↓
https://www.nipponbrand.org/honka/teachers/ohsawa_mikiko.html

マイスター本科第12期 5回「日本茶の愉しみ」講座を開催しました。

2014年1月11日
マイスター本科第12期第5回講座は「日本茶の愉しみ」です。

IMG_4936

講師の山上昌弘先生は、
お茶やお酒を中心にドリンク講師、コンサルタントとして活躍。
備前焼大茶会など、日本伝統の「うつわ」と「お飲みもの」を合わせた
新たな魅力のPRイベントのプロデュースや、茶の健康科学講座などを行っています。

日本茶はその栽培から製法、楽しみ方からおもてなしまで精通され、
身近すぎて気づきにくい日本茶の魅力をわかりやすく伝えることを使命としています。

IMG_4937

IMG_4938

様々な茶葉のサンプルやお茶を頂く茶器などなど

IMG_4940

講座は1時間ごとに休憩を挟み、3部構成となっており
各部それぞれ色々な日本茶を頂きます。

まず、講義開始前にウェルカムドリンクとして、
山上先生がご用意された水出し煎茶を頂きながら
第一部の「日本茶の歴史」を学びます。

第二部は、「日本茶のおもてなし文化と、世界からみた日本茶について」。
ここでは玉露の「しずく茶」を体験します。
ほぼ皆さん初めて味わう「しずく茶」の美味しさに感動していました!

IMG_1636

第三部は「お茶の入れ方の基本と、急須の種類について」。
ゲストに、常滑焼の急須を始め、数多くの茶器を扱っている
株式会社ヤマキイカイの村田 典隆氏をお迎えしました。

IMG_4963

常滑焼の急須を使うと、お茶の渋みが和らぎ、味がまろやかになると言います。
講師の先生の説明を聞きながら、
お茶の美味しい淹れ方について、実践して学びます。

IMG_4955

IMG_4960

お茶は、最後の一滴まで出し切る事が大事。
心をこめて、じっくり淹れたお茶はいつもと美味しさが違います。

山上先生からのメッセージです。
「おもてなしの心はお茶の心、お茶の心は日本の心。日本茶を学ぶことは、
日本の心を持った世界に通用する“日本人”になるための近道だと考えます。」

日本茶を愉しむことで日常が豊かになりますね!

山上先生のプロフィールはこちら
https://www.nipponbrand.org/honka/teachers/yamagami_masahiro.html

マイスター本科第12期第4回「日本の生活デザイン」講座開催しました

2013年12月14日
マイスター本科第12期第4回「日本の生活デザイン」講座を開催しました。

講師はプロダクトデザイナーの村澤一晃先生。
「デザインは生活や行動のすべての中にある」を信条とし、
机で図面を描くのがデザインでないことを実践しています。
これまでに国内外100以上の工場を歩き回った股旅デザイナー。
道を歩くとき、飛行機で移動するとき、稼動する工場を見つめるとき、
誰かと会話するとき、そこからデザインを紡ぎだしていきます。

IMG_4760 のコピー

この講座では、生活者としてデザインとの関わりを考え、
日本の生活文化と道具のデザインの関係を探り、
モノの本質を見極める目を養います。

IMG_4749

前半『日本は木の文化である』という所に焦点を当て、
人々の生活に合わせて家具がどのように変化していったのかを学びます。

後半、森林大国日本の国内の木を題材にワークショップを体験。

IMG_4729

村澤先生が持参した木のサンプルと
受講生の皆さんに持参して頂いた、家で日常使っている木の道具を見ながら
木について考えます。

IMG_4765

日々使っている道具がなんという名前の木でできているのか?
その木はどのような性質を持っているのか?
自分の持ち物の素材や材質が分かってくると、木そのものに興味がわいてきます。

IMG_4741

日本は世界で有数の森林大国で独自の木の文化を持っています。
しかし、木を使った住宅や道具に囲まれていますが
実は輸出よりも輸入する木の量が多く、
日本国内の多くの木々がうまく活用されていない現状があります。

モノづくりを考えるうえで、こういった事実を知ることはとても重要な事です。
地場の素材をいかに活用していくか・・・・
身近な「木」という素材を通して考えていきたいですね。

<村澤先生から受講生の皆様にメッセージです>
デザインというキーワードで日本の生活文化を知ることで、多くの発見があります。
何気なく過ごす日常の中に、豊かな文化意識が反映されている事を確かめにきてください。

【11月30日(土)開講迫る!! 】マイスター本科講座第13期生募集中!

ニッポンブランド・マイスター 本科講座第13期が2013年11月30日(土)に開講します!

20130926_main のコピー

世界に誇れる「日本のモノづくり」。
あなたは日本のモノづくりについてどこまでご存知ですか?

ニッポンブランド・マイスター講座では、より身近な”モノ”という側面から、
日本の伝統・文化を学び「日本の価値」に気づき、
飾り物の知識ではなく自身の生活に変化をもたらす学びの体験を提供します。

マイスター本科・最終講座では、白洲信哉氏をゲストにお迎えし
本科講座監修の外舘和子先生とニッポンのモノづくりからみる
いま、日本人に大切なことを語って頂きます。

kouza_13_02 のコピー

お申込はこちらから
https://www.nipponbrand.org/honka/13th/

マイスター本科 第12期 第2回 <日本の色―文化とその意味> 講座を開催しました。

2013年10月19日
マイスター本科 第12期 第2回 <日本の色―文化とその意味> 講座を開催しました。

色は文化や宗教・気候・生活習慣など様々な要素によって影響を受け、
その意味やイメージが異なります。
マイスター本科では、
ひとつひとつの色が持つ意味やその役割を
日本人の生活、歴史、文化から読み解いていきます。

講師は女子美術大学教授の坂田勝亮先生です。

IMG_4270

前半は『色』の見え方が同じ物理条件でも
味覚や寒暖のように
人によって異なる心理現象である事を
様々な例を見ながら実感します。

本科第8期6回色 021

IMG_4261

同様にそれぞれの色の持つイメージや意味も、
他者と共通の部分と異なる部分があります。

当然生活文化や習慣が異なるとそれも変わってきますので
後半はそれぞれの色の持つ意味について読み解いていきます。

IMG_4268

日本人が当然と思っている色のイメージが
他の国では反対のイメージであったりします。

これからのモノづくりはそう言った違いを踏まえて
ワールドワイドな視点が必要ですね。

坂田先生のプロフィールはこちら
https://www.nipponbrand.org/honka/teachers/sakata_katsuaki.html

本科「日本の紙―和紙」講座で大柳久栄先生による折形のワークショップを体験

2013年9月28日第11期第4回講座「日本の紙ー和紙」が行われました。
講師は和紙造形作家の大柳久栄先生です。

和紙11期3


和紙は世界で最も薄く、強く、風合いが美しいと高い評価を得ている日本を代表する工芸品。
講座の前半では日本文化を支えてきた和紙の歴史を振り返り、
その製造方法や使われ方を学びます。

後半は実際の和紙を使い「折形(おりかた)」のワークショップを体験します。

使われる和紙は江戸時代の千代紙を復刻させたものや、
淵に極細い赤色を刷った特別なものなど・・・

和紙11期2

「折形(おりかた)」は日本に伝わる包みの礼法です。
初めて「折形(おりかた)」という言葉に触れたという方も多かったのですが
お祝いの時にお金を包む金封は皆さんご存知ですね。
ちょとしたお礼に使える折形などに皆さん楽しく挑戦。

和紙11期4

和紙11期1 のコピー

大柳先生秘蔵の和紙の数々に触れ、皆さん和紙の価値を再発見した講座となりました。

マイスター本科13期のご案内はこちら
https://www.nipponbrand.org/honka/13th/

マイスター本科第10期 6回「日本の生活デザイン」講座が開講されました。

2013年8月24日

マイスター本科第10期の講座も、先日で第6回目。残すところあと2回となりました。
今回は“匠”がテーマの「日本の生活デザイン」講座を開催しました。



プロダクトデザイナー、村澤一晃氏をむかえ、スタートした講座。

前半は『日本は木の文化である』という所に焦点を当て、
人々の生活に合わせて家具がどのように変化していったのかを教えて頂きました。

 

その後、村澤先生の持参してくださった木のブロックと、受講生の皆さんに持ち寄ってもらった
“日常使用している木の道具”を見ながら、その木は“針葉樹”なのか“広葉樹”なのかを考えます。

見た目や、肌触り、叩いてみたときの音などからヒントを得て、それぞれ考えていきます。
(※しかし、当てるのはプロでも相当難しい!)

自分の持ち物の素材や材質が分かってくると、木そのものに興味がわいてきます。

また、今回の講座で、日本は植樹も含めて、世界で有数の森林国であるということを知りました。
しかし、輸出よりも輸入する木の量が多く、日本国内の多くの木々がうまく活用されないままの状態になっています。

モノづくりを考えるうえで、このような日本の現状を知ることはとても大事ですね。

作る側、使う側、もう一度身近な「木」という素材を通して、見つめていきたいと思いました。

マイスター本科 第11期 第2回 <日本の色ー文化とその意味ー> 講座を開催しました。

6月22日
マイスター本科 第11期 第2回 <日本の色ー文化とその意味ー> 講座を開催しました。

講師は女子美術大学 教授の坂田 勝亮氏をお迎えしました。

講座が開始するとすぐに、会場の電気を消して真っ暗に。
坂田先生が取り出したのは某レンタルビデオ店のカードです。暗闇の中で見える黄色や青の色は、いつも見慣れている昼間のそれとは大分違ったものに見えました。身近なものの見方が変わる、不思議な体験です。

ヒトの感覚の中で、最も使われる視覚というものに左右されていく私たちの生活は、色の変化にも敏感に反応できるようになりました。


赤いものを見るとポジティブな気持ちになるのは、皆さん共通の感情ではないでしょうか。
それは太古の昔から、ヒトが進化する過程で本能的に刷り込まれた記憶でもあります。

後半は、それぞれ代表的な色について、象形文字などの紹介とともに解説して頂きました。
日本人と西洋人では、色に対する考えも、感情も違ってきます。

 


色の見え方というのは、私たちが歴史の中で過ごしてきた生き方、伝統や風土にも影響されるということが分かりました。

マイスター本科第10期 5回「日本茶の愉しみ」講座が開講されました。

ニッポンブランドマイスター「日本茶の愉しみ」講座が開講されました!
講師は、日本ドリンク協会代表理事であり、日本茶、世界のお茶に精通された
山上昌弘氏をお迎えしました。

受講生の皆さんには、講義開始前にウェルカムドリンクとして、山上氏がご用意してくださった水出し煎茶をお出ししました。
お茶を味わいながらの第一部は、日本茶の歴史を学びます。
皆さん真剣に受講されています。

 

第二部は、日本茶のおもてなし文化と、世界からみた日本茶について学びます。

ここでは玉露の「しずく茶」をお出しし、1杯目は水出しで、2杯目は熱湯で、最後には茶殻を食べながら!受講します。
茶殻を食べるのは、皆さんなかなか経験の無いことではないでしょうか。

第三部はお茶の入れ方の基本と、急須の種類について学びます。
ゲストに、常滑焼の急須を始め、数多くの茶器を扱っている株式会社ヤマキイカイの村田 典隆氏をお迎えしました。
常滑焼の急須を使うと、お茶の渋みが和らぎ、味がまろやかになると言います。





講師の先生の説明を聞きながら、お茶の美味しい淹れ方について、実践して学びます。
お茶は、最後の一滴まで出し切る! これが大切だそうです。
心をこめて、じっくり淹れたお茶は美味しさが一段と増しますね!

マイスター本科第1回講座は「想像のシステムから見た日本の“うつわ”」です

2013年11月30日 マイスター本科第13期第1回講座開催しました。

マイスター本科第1回講座は、
国際陶芸アカデミー会員・美術評論家の外舘和子先生による
「想像のシステムから見た日本の“うつわ”」です。

外舘先生アップ

外舘先生は2013年11月、ボストン美術館より、
英文著作『Fired Earth, Woven Bamboo: Contemporary Japanese Ceramics and Bamboo Art』を出版。

51jECOXL2YL._SL500_AA300_

国際的視野で、焼き物の歴史を振り返り、
日本の「うつわ」が生み出されてきた背景をたどり、
作り手と受け手の両側から紐解いていきます。

IMG_4571

後半は、「うつわ」についてグループディスカッションし、
生活の中でのモノとの関わりかたを考えていきます。

IMG_4555

IMG_4562

本科講座第1回目という事で皆さんちょっと緊張ぎみでしたが
グループディスカッションが皆さんの距離を縮め
活発なディスカッションがあちこちで繰り広げられていました!

外舘先生のプロフィールはこちら
https://www.nipponbrand.org/honka/teachers/todate_kazuko.html

マイスター本科第13期第3回「染色デザインから見る日本の美」講座を開催しました。

2014年1月25日
マイスター本科第13期第3回「染色デザインから見る日本の美」講座を開催しました。
講師は女子美術大学名誉教授の大澤美樹子先生です。

本科「染色」3

3時間の講座の前半のテーマは
「日本の染色の歴史とその背景を知る」

時代を遡り、時代ごとの日本の染色の特色を
多くの画像と共に学びます。

DPP_0002

休憩を挟み、後半は
「染色の実物から日本のモノづくりの真髄を学ぶ」

DPP_0003

大澤先生所有の多数の染色の実物や
制作に使う道具の説明を通じて
日本のモノづくりの真髄を体感。

一番身近な染色である
“手拭い”のデザイン性の高さに受講生の皆さん感動!
“手拭い”のファンになりましたよ!!

DPP_0022 のコピー

大澤先生のプロフィールや皆様へのメッセージはこちら↓
https://www.nipponbrand.org/honka/teachers/ohsawa_mikiko.html

マイスター本科第12期 5回「日本茶の愉しみ」講座を開催しました。

2014年1月11日
マイスター本科第12期第5回講座は「日本茶の愉しみ」です。

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講師の山上昌弘先生は、
お茶やお酒を中心にドリンク講師、コンサルタントとして活躍。
備前焼大茶会など、日本伝統の「うつわ」と「お飲みもの」を合わせた
新たな魅力のPRイベントのプロデュースや、茶の健康科学講座などを行っています。

日本茶はその栽培から製法、楽しみ方からおもてなしまで精通され、
身近すぎて気づきにくい日本茶の魅力をわかりやすく伝えることを使命としています。

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IMG_4938

様々な茶葉のサンプルやお茶を頂く茶器などなど

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講座は1時間ごとに休憩を挟み、3部構成となっており
各部それぞれ色々な日本茶を頂きます。

まず、講義開始前にウェルカムドリンクとして、
山上先生がご用意された水出し煎茶を頂きながら
第一部の「日本茶の歴史」を学びます。

第二部は、「日本茶のおもてなし文化と、世界からみた日本茶について」。
ここでは玉露の「しずく茶」を体験します。
ほぼ皆さん初めて味わう「しずく茶」の美味しさに感動していました!

IMG_1636

第三部は「お茶の入れ方の基本と、急須の種類について」。
ゲストに、常滑焼の急須を始め、数多くの茶器を扱っている
株式会社ヤマキイカイの村田 典隆氏をお迎えしました。

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常滑焼の急須を使うと、お茶の渋みが和らぎ、味がまろやかになると言います。
講師の先生の説明を聞きながら、
お茶の美味しい淹れ方について、実践して学びます。

IMG_4955

IMG_4960

お茶は、最後の一滴まで出し切る事が大事。
心をこめて、じっくり淹れたお茶はいつもと美味しさが違います。

山上先生からのメッセージです。
「おもてなしの心はお茶の心、お茶の心は日本の心。日本茶を学ぶことは、
日本の心を持った世界に通用する“日本人”になるための近道だと考えます。」

日本茶を愉しむことで日常が豊かになりますね!

山上先生のプロフィールはこちら
https://www.nipponbrand.org/honka/teachers/yamagami_masahiro.html

マイスター本科第12期第4回「日本の生活デザイン」講座開催しました

2013年12月14日
マイスター本科第12期第4回「日本の生活デザイン」講座を開催しました。

講師はプロダクトデザイナーの村澤一晃先生。
「デザインは生活や行動のすべての中にある」を信条とし、
机で図面を描くのがデザインでないことを実践しています。
これまでに国内外100以上の工場を歩き回った股旅デザイナー。
道を歩くとき、飛行機で移動するとき、稼動する工場を見つめるとき、
誰かと会話するとき、そこからデザインを紡ぎだしていきます。

IMG_4760 のコピー

この講座では、生活者としてデザインとの関わりを考え、
日本の生活文化と道具のデザインの関係を探り、
モノの本質を見極める目を養います。

IMG_4749

前半『日本は木の文化である』という所に焦点を当て、
人々の生活に合わせて家具がどのように変化していったのかを学びます。

後半、森林大国日本の国内の木を題材にワークショップを体験。

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村澤先生が持参した木のサンプルと
受講生の皆さんに持参して頂いた、家で日常使っている木の道具を見ながら
木について考えます。

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日々使っている道具がなんという名前の木でできているのか?
その木はどのような性質を持っているのか?
自分の持ち物の素材や材質が分かってくると、木そのものに興味がわいてきます。

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日本は世界で有数の森林大国で独自の木の文化を持っています。
しかし、木を使った住宅や道具に囲まれていますが
実は輸出よりも輸入する木の量が多く、
日本国内の多くの木々がうまく活用されていない現状があります。

モノづくりを考えるうえで、こういった事実を知ることはとても重要な事です。
地場の素材をいかに活用していくか・・・・
身近な「木」という素材を通して考えていきたいですね。

<村澤先生から受講生の皆様にメッセージです>
デザインというキーワードで日本の生活文化を知ることで、多くの発見があります。
何気なく過ごす日常の中に、豊かな文化意識が反映されている事を確かめにきてください。

【11月30日(土)開講迫る!! 】マイスター本科講座第13期生募集中!

ニッポンブランド・マイスター 本科講座第13期が2013年11月30日(土)に開講します!

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世界に誇れる「日本のモノづくり」。
あなたは日本のモノづくりについてどこまでご存知ですか?

ニッポンブランド・マイスター講座では、より身近な”モノ”という側面から、
日本の伝統・文化を学び「日本の価値」に気づき、
飾り物の知識ではなく自身の生活に変化をもたらす学びの体験を提供します。

マイスター本科・最終講座では、白洲信哉氏をゲストにお迎えし
本科講座監修の外舘和子先生とニッポンのモノづくりからみる
いま、日本人に大切なことを語って頂きます。

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お申込はこちらから
https://www.nipponbrand.org/honka/13th/

マイスター本科 第12期 第2回 <日本の色―文化とその意味> 講座を開催しました。

2013年10月19日
マイスター本科 第12期 第2回 <日本の色―文化とその意味> 講座を開催しました。

色は文化や宗教・気候・生活習慣など様々な要素によって影響を受け、
その意味やイメージが異なります。
マイスター本科では、
ひとつひとつの色が持つ意味やその役割を
日本人の生活、歴史、文化から読み解いていきます。

講師は女子美術大学教授の坂田勝亮先生です。

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前半は『色』の見え方が同じ物理条件でも
味覚や寒暖のように
人によって異なる心理現象である事を
様々な例を見ながら実感します。

本科第8期6回色 021

IMG_4261

同様にそれぞれの色の持つイメージや意味も、
他者と共通の部分と異なる部分があります。

当然生活文化や習慣が異なるとそれも変わってきますので
後半はそれぞれの色の持つ意味について読み解いていきます。

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日本人が当然と思っている色のイメージが
他の国では反対のイメージであったりします。

これからのモノづくりはそう言った違いを踏まえて
ワールドワイドな視点が必要ですね。

坂田先生のプロフィールはこちら
https://www.nipponbrand.org/honka/teachers/sakata_katsuaki.html

本科「日本の紙―和紙」講座で大柳久栄先生による折形のワークショップを体験

2013年9月28日第11期第4回講座「日本の紙ー和紙」が行われました。
講師は和紙造形作家の大柳久栄先生です。

和紙11期3


和紙は世界で最も薄く、強く、風合いが美しいと高い評価を得ている日本を代表する工芸品。
講座の前半では日本文化を支えてきた和紙の歴史を振り返り、
その製造方法や使われ方を学びます。

後半は実際の和紙を使い「折形(おりかた)」のワークショップを体験します。

使われる和紙は江戸時代の千代紙を復刻させたものや、
淵に極細い赤色を刷った特別なものなど・・・

和紙11期2

「折形(おりかた)」は日本に伝わる包みの礼法です。
初めて「折形(おりかた)」という言葉に触れたという方も多かったのですが
お祝いの時にお金を包む金封は皆さんご存知ですね。
ちょとしたお礼に使える折形などに皆さん楽しく挑戦。

和紙11期4

和紙11期1 のコピー

大柳先生秘蔵の和紙の数々に触れ、皆さん和紙の価値を再発見した講座となりました。

マイスター本科13期のご案内はこちら
https://www.nipponbrand.org/honka/13th/

マイスター本科第10期 6回「日本の生活デザイン」講座が開講されました。

2013年8月24日

マイスター本科第10期の講座も、先日で第6回目。残すところあと2回となりました。
今回は“匠”がテーマの「日本の生活デザイン」講座を開催しました。



プロダクトデザイナー、村澤一晃氏をむかえ、スタートした講座。

前半は『日本は木の文化である』という所に焦点を当て、
人々の生活に合わせて家具がどのように変化していったのかを教えて頂きました。

 

その後、村澤先生の持参してくださった木のブロックと、受講生の皆さんに持ち寄ってもらった
“日常使用している木の道具”を見ながら、その木は“針葉樹”なのか“広葉樹”なのかを考えます。

見た目や、肌触り、叩いてみたときの音などからヒントを得て、それぞれ考えていきます。
(※しかし、当てるのはプロでも相当難しい!)

自分の持ち物の素材や材質が分かってくると、木そのものに興味がわいてきます。

また、今回の講座で、日本は植樹も含めて、世界で有数の森林国であるということを知りました。
しかし、輸出よりも輸入する木の量が多く、日本国内の多くの木々がうまく活用されないままの状態になっています。

モノづくりを考えるうえで、このような日本の現状を知ることはとても大事ですね。

作る側、使う側、もう一度身近な「木」という素材を通して、見つめていきたいと思いました。

マイスター本科 第11期 第2回 <日本の色ー文化とその意味ー> 講座を開催しました。

6月22日
マイスター本科 第11期 第2回 <日本の色ー文化とその意味ー> 講座を開催しました。

講師は女子美術大学 教授の坂田 勝亮氏をお迎えしました。

講座が開始するとすぐに、会場の電気を消して真っ暗に。
坂田先生が取り出したのは某レンタルビデオ店のカードです。暗闇の中で見える黄色や青の色は、いつも見慣れている昼間のそれとは大分違ったものに見えました。身近なものの見方が変わる、不思議な体験です。

ヒトの感覚の中で、最も使われる視覚というものに左右されていく私たちの生活は、色の変化にも敏感に反応できるようになりました。


赤いものを見るとポジティブな気持ちになるのは、皆さん共通の感情ではないでしょうか。
それは太古の昔から、ヒトが進化する過程で本能的に刷り込まれた記憶でもあります。

後半は、それぞれ代表的な色について、象形文字などの紹介とともに解説して頂きました。
日本人と西洋人では、色に対する考えも、感情も違ってきます。

 


色の見え方というのは、私たちが歴史の中で過ごしてきた生き方、伝統や風土にも影響されるということが分かりました。

マイスター本科第10期 5回「日本茶の愉しみ」講座が開講されました。

ニッポンブランドマイスター「日本茶の愉しみ」講座が開講されました!
講師は、日本ドリンク協会代表理事であり、日本茶、世界のお茶に精通された
山上昌弘氏をお迎えしました。

受講生の皆さんには、講義開始前にウェルカムドリンクとして、山上氏がご用意してくださった水出し煎茶をお出ししました。
お茶を味わいながらの第一部は、日本茶の歴史を学びます。
皆さん真剣に受講されています。

 

第二部は、日本茶のおもてなし文化と、世界からみた日本茶について学びます。

ここでは玉露の「しずく茶」をお出しし、1杯目は水出しで、2杯目は熱湯で、最後には茶殻を食べながら!受講します。
茶殻を食べるのは、皆さんなかなか経験の無いことではないでしょうか。

第三部はお茶の入れ方の基本と、急須の種類について学びます。
ゲストに、常滑焼の急須を始め、数多くの茶器を扱っている株式会社ヤマキイカイの村田 典隆氏をお迎えしました。
常滑焼の急須を使うと、お茶の渋みが和らぎ、味がまろやかになると言います。





講師の先生の説明を聞きながら、お茶の美味しい淹れ方について、実践して学びます。
お茶は、最後の一滴まで出し切る! これが大切だそうです。
心をこめて、じっくり淹れたお茶は美味しさが一段と増しますね!