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マイスター本科第12期第4回「日本の生活デザイン」講座開催しました

2013年12月14日
マイスター本科第12期第4回「日本の生活デザイン」講座を開催しました。

講師はプロダクトデザイナーの村澤一晃先生。
「デザインは生活や行動のすべての中にある」を信条とし、
机で図面を描くのがデザインでないことを実践しています。
これまでに国内外100以上の工場を歩き回った股旅デザイナー。
道を歩くとき、飛行機で移動するとき、稼動する工場を見つめるとき、
誰かと会話するとき、そこからデザインを紡ぎだしていきます。

IMG_4760 のコピー

この講座では、生活者としてデザインとの関わりを考え、
日本の生活文化と道具のデザインの関係を探り、
モノの本質を見極める目を養います。

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前半『日本は木の文化である』という所に焦点を当て、
人々の生活に合わせて家具がどのように変化していったのかを学びます。

後半、森林大国日本の国内の木を題材にワークショップを体験。

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村澤先生が持参した木のサンプルと
受講生の皆さんに持参して頂いた、家で日常使っている木の道具を見ながら
木について考えます。

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日々使っている道具がなんという名前の木でできているのか?
その木はどのような性質を持っているのか?
自分の持ち物の素材や材質が分かってくると、木そのものに興味がわいてきます。

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日本は世界で有数の森林大国で独自の木の文化を持っています。
しかし、木を使った住宅や道具に囲まれていますが
実は輸出よりも輸入する木の量が多く、
日本国内の多くの木々がうまく活用されていない現状があります。

モノづくりを考えるうえで、こういった事実を知ることはとても重要な事です。
地場の素材をいかに活用していくか・・・・
身近な「木」という素材を通して考えていきたいですね。

<村澤先生から受講生の皆様にメッセージです>
デザインというキーワードで日本の生活文化を知ることで、多くの発見があります。
何気なく過ごす日常の中に、豊かな文化意識が反映されている事を確かめにきてください。

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