- 2016年4月10日
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「カスタマイズ講座(全4回)」開催しました。
「カスタマイズ講座(全4回)」開催しました。
今回のカスタマイズ講座は、ある法人企業様から依頼を受け
昨年に引き続き2回目の開催となりました。
海外で活躍するグローバル人材教育の一環として
短期間で「日本の伝統・文化」を学び
各社員が話す英語で海外の方に伝えることを目指します。
日本人なら知っておきたい4講座をセレクト。各2時間です。
①「日本酒~日本酒が育む日本の文化」
②「季節の和菓子作り~桜・ひとひら」
③「和紙のはなし」
④「茶の湯~テーブルで学ぶお点前~海外へ出る方への1day手習い」
①3月30日(水)「日本酒~日本酒が育む日本の文化」開催
【講師】森晃一郎:日本名門酒会本部 株式会社岡永取締役企画部長
いま、日本の伝統文化が世界で高く評価され、日本酒もそのひとつです。
日本酒が楽しめるレストランが海外でも増え、手に入り易くなってきました。
講座ではまず日本の酒類の輸出額の推移を確認。
アメリカ向けは前年対比約1.5倍の伸びです。
それだけ日本の酒は評価されているのですから
日本人として自国の酒を理解し、伝えたいですね。
日本特有の風土で磨き上げられた発酵文化の頂点に存在するのが日本酒。
時代とともに進化し、種類も味わいも様々です。
本日は特色ある7種類の日本酒を味わいます。
そして、食との相性を体験。
チーズやアイスクリームなどと相性の良い日本酒も多くあります。
日本名門酒会のネットワークを活用し、
アメリカで美味しい日本酒が楽しめるレストランや
お問合せ先などのデータも頂きました!
②3月31日(木)「季節の和菓子作り~桜・ひとひら」開催
【講師】鳥居満智栄:創作和菓子研究家
和菓子は四季の移り変わりや、様々な行事や願いがこめられた
日本独特のお菓子です。
今回は春を感じる「桜」を作ります。
指を使い、形作っていく作業は最初ぎこちなかったですが
だんだん慣れてきて、皆さんとても楽しそうです。
出来上がりはご覧のように様々!
日本茶とともに自作の和菓子を頂き
灌漑もひとしおですね。
③4月7日(木)「和紙のはなし」開催
【講師】大柳久栄:和紙造形作家
和紙はユネスコの世界遺産に登録されるなど
世界でも注目されています。
紙の歴史は中国から始まり、
日本に伝わり「和紙」となり、ヨーロッパに伝わり「洋紙」となりました。
同じ紙でも「和紙」と「洋紙」がどう違うのか
それをひも解くことで日本をより理解することができます。
講師の大柳先生は、多くの手漉き和紙職人と交流があり
一般では手に入りにくい、人間国宝の方々の和紙をお持ちです。
それを原材料別に標本とし、受講生にくださいます。
他にはない、貴重な資料です!
和紙を使ってのワークショップも体験します。
千代紙や半紙などを使ってお金や物を包む日本独自の文化「折形(おりかた)」です。
ちょっとしたお礼の「サンキューカード」などを
封筒に入れるのではなく、こんな風に包んで渡すと
心がより伝わるのではないでしょうか!
折り方を覚えると、海外で入手した紙でも楽しめますね。
④4月8日(金)「茶の湯~テーブルで学ぶお点前~海外へ出る方への1day手習い」
【講師】傳田京子:武者小路千家教授
「茶の湯」は海外で人気が高く、日本を代表する文化の一つです。
昨年は「テーブルで学ぶお点前」のみでしたが
今年はテーブルと畳の茶室と両方を体験します。
季節の和菓子を楽しみ
お茶を頂く所作を通じて
その精神が如何に日本人の生活の根幹をなし、
「おもてなしの心」に満ちたものか感じていきます。
海外の方に英語で説明できるように
テキストは和英表記しました。
お抹茶と茶筌があれば、どこでもお抹茶を楽しめます。
「おもてなしの心」を伝えてください!