- 2012年11月20日
-
第1回マイスター専科「日本のうつわ」第3回開催しました
マイスター専科「日本のうつわ」第3回を開催しました。
全3回の最終回となります。
テーマは「人間国宝の作品に触れる」
日本の文化の特徴である
桐箱に収められた陶芸作品に実際に触れ
その感触を体験します。
今回は久しぶりに
東京ミッドタウンのカンファレンスルームでの講座です。
前半は備前焼の歴史を学びます。
古備前と呼ばれる鎌倉・室町時代から
茶道と共に成熟していく桃山時代、
江戸時代を経て、
「陶芸」という言葉が生まれた昭和、
そして今も創られ続けている備前焼。
当日外舘先生がご用意して下さったのは、
先生が所有されている備前焼作家
■伊勢崎淳氏(重要無形文化財保持者:人間国宝)
の花器です。
桐箱もピンからキリまで様々ありますが
伊勢崎淳氏の桐箱は
素晴らしい桐箱です。
焼き物を包んでいるのは
ウコンで染められた布。
受講生1人づつ
実際に桐箱の紐を外し
桐箱から作品を取り出し
手に取り
又桐箱に戻すまでを実体験しました。
作品には作家のエネルギーが詰まっています。
手にしてそのパワーを体感した貴重な講座となりました。