- 2013年3月25日
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マイスター本科第10期が始まりました!
2013年3月23日(土)、マイスター本科第10期がいよいよ始まりました。
さまざまな職種や経歴をお持ちの皆さまが集った第10期。
「日本の伝統的なモノづくりを学ぶことで、日本の奥深い文化をじっくり学びたい」など、
受講のきっかけを交えながら自己紹介を行いました。
《1回目の講座は“器”で幕開け》
テーマは「創造のシステムから見た日本の『うつわ』」。
講師は、美術評論家であり国際陶芸アカデミー会員でもある外舘和子先生。
事前に出された課題“3つの酒器を比較する”ことから
焼き物の分類や歴史、日本人の美意識など“器”を巡る興味深いお話が続きます。
視覚を通して触った時の感覚まで思いを巡らすことができるのは
日本人ならではなのだそうです。
《持参した愛用の“器”を手に》
後半は、4グループに分かれてのグループディスカッション。
なぜ愛用しているのかなど、気に入っている点を各自発表。
熱く語る“器”にそれぞれの個性がでています。
外舘先生より「実際に産地を訪ねて歩いてみるのも日本の伝統のモノづくりの
今を知ることにつながる。これから出合うさまざまな“モノ”の背景に、
たくさんの思いや技術、歴史があるのだ、ということを理解してほしい。
毎日使う器は、少しでも自分の精神がキリッとなるような、生活が豊かに
感じられるものを意識して選んでほしい。
もうこれでいいのだとあきらめず、時に厳しく選んでいく姿勢が大切」
とのお話がありました。
“器”を通して物を見る目を養う第1歩を学んだ講座となりました。
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