第3回 マイスター専科講座「ニッポンの染色」全3回

一流のものに対する価値観というものは人により様々です。しかし、自分自身に揺るぎない価値観=「自分の物差し」を持たなくては、一流も二流も区別する事ができません。
当講座は、「染色」に携わる熟練した職人の手仕事と、そこから生まれた染色品を通じて“見る目”を育み、“学んだことを活かし、他へ伝える力”を身に付けて頂きたいと思っています。

第1回 熟練の手仕事が生まれる原点を知る | |
日程 | 2014年10月18日(土) 13:00~16:00 |
テーマ |
「素材の表情と技術の基礎知識」 ※自然素材(麻・綿・絹・レーヨン他)の原料と布に触れる 「技の力1:京鹿の子・有松絞り」 ※京鹿の子・有松・紫紺染めなど、絞り技法の着物や帯などに触れる |

第2回 熟練の手仕事に触れる「型と染」 | |
日程 | 2014年11月8日(土) 13:00~16:00 |
テーマ |
「技の力2:伊勢型紙・長板染・浴衣(ゆかた)注染(ちゅうせん)・型友禅」 ※本渋紙や昔の型紙に触れる ※型紙を使った染色品(長板型染・注染浴衣・型友禅)の反物や着物に触れる |

第3回 「自分の物差しを持ち、他に伝える力を身につける」 | |
日程 | 2014年12月6日(土) 13:00~16:00 |
テーマ |
粋と優美「技の力3:江戸小紋・手描友禅」 ※江戸小紋の型紙と着物、小袖刺繍と手書き友禅の名残を汲む晴れ着に触れる 晴れと日常の美「技の力4:阿波の藍」 ※藍染着物に触れる まとめ |
- ■ 講師
大澤美樹子(女子美術大学名誉教授)
女子美術大学卒業。型染と注染を中心に染色作品の制作・研究を行う。毎年国立新美術館「国展」を中心に作品発表。海外では(米)日本テキスタイル米国巡回展、(英)世界国際教育会議美術展、(英)ブラックウェル美術館国画会展、カンブリア大学で制作発表。 安宅賞、日本民藝館展奨励賞、女子美術大学大村賞特別賞などを受賞。国画会会員。- ■ 受講料
- 45,000 円(税抜き)