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NBM受講のあと
食スタイル作家 大石淳子さん (2期生)

食卓にまつわる仕事をしており、何がおいしさをつくるのか?と常に模索しています。わたしの持論は、口の中で感じる味覚に加えて、環境もおいしさをつくるということです。どんなものを、どんなふうに食べるのか。空間やすごし方、食材の背景にも左右されると思うのです。そんなお皿の外の世界も伝えたいと、日々活動しています。

国を問わず、おいしさの空間づくりに欠かせない器、料理道具、食材など、見てまわります。日本の伝統的ないいモノに出会うと、嬉々とする一方で、「つくる人が減ってしまってね…」とお店の方やつくり手の方から聞くことが多く、残念な気持ちになることもしばしば。日本の暮らしは欧米化しているので、現代のライフスタイルにあう形で取り入れることも、伝統を活かしていく方法のひとつではと考えてきました。

いいモノは残していきたい。紹介したい。もっと出会いたい。
そう思い、活動していたところで、偶然、ニッポンブランド・マイスター講座を知ったのです。内容は、器、漆、色、和紙、染色などを、文化や歴史から総合的に学ぶというもの。食卓と接点があるテーマに、興味をもちました。日本のモノづくりを伝えていける人を育て、文化と伝統の発展を目指すといった主旨にも共感し、受講することにしたのです。

講座ではテーマとなるモノや、モノづくりの道具を、実際に見たり触れたりすることができ、おおいに楽しみ学びました。その道のスペシャリストに現状を聞けたことは、貴重な体験だったと感じています。モノづくりの視点にたったお話は、知っていた分野でも違う角度からとらえられて新鮮でした。今まで以上に、モノづくりを支える裏方や、不足しているものが視野に入ったと思っています。

日本のモノにもっと出会って伝えたい気持ちは、受講前と変わりません。変わったのは、伝えたいと思う対象がさらに増したことです。これからも変わらず日本のよきモノに熱い視線を。そしてわたしらしく、光をあてていこうと思います。

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