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和のプロフェッショナルとして、
和文化を人に「伝え」「繋げ」世界に広げていきます
和装型付師 北川裕巳さん (6期生)

ボランティア活動のレセプションパーティーにて
海外のボランティア活動で折り紙を教えました

和装型付師をしています。着付けではなく、撮影の際決まり事に則し美しくスタイリングをする仕事です。撮影現場で実際に行うほか、指導もしています。

私は「和」に囲まれて育ちました。先祖が船宿を営んでいたので、舟箪笥などの家具や器や掛軸などが身近にあり、また母が日本刺繍や鎌倉彫りを教えていました。鎌倉彫りは、下絵から彫りの行程を見る事も楽しかったのですが、漆が塗られ完成品となって家に戻ってきた時の感動を覚えています。また、お盆やお彼岸をはじめ、季節の歳時を行う家でしたので、自然に和文化がインプットされていたのだと思います。大人になってからは着付けを習い、器の収集、旅先で色々な工房に行き作家のかたから直接お話を伺う事も楽しみです。

NBMの受講を決めたのは、仕事に役立つ事があればと言う思いと、今の仕事以外にも好きな和文化に関わる仕事ができたらとヒントを探そうと思ったからです。知らない事を知る喜びとともに、自分の中で新しい発見を期待し即受講を決めました。講座はとても楽しく、滅多に目にする事ができないモノ(お道具も含め)に触れる事もでき貴重な経験をさせて頂きました。そして修了して思った事は、伝統的工芸品などの巧みの技が無くなるかも知れない危機を何とかしたいという事です。後継者問題や、原材料、流通、価格など、色々な問題が絡んでいますが、まずは『知ること』が第一歩だと思います。日本人でありながら、知っている様で実は知らないことばかりです。身近なところから、まずは『知ること』を意識していこうと思います。そして、少しずつでも『伝えること』。そして、『繋げること』。そしてそれは、大人だけでなく次世代を担う子供達にも。最近では小学校で和文化の授業を行う所も増えている様ですし、親子参加型のワークショップも増えるといいなと思います。

また、私事ですが先日、311震災ボランティアの関係で外国へ行きましたが、311以降日本ファンが増えているように感じるので、海外に向けても発信していく事も大切だと思います。とは言ってもレセプションで着物を着ましたが、私は芸者だと思われていたようで(笑)、未だに日本=ゲイシャ・フジヤマ・サムライなのかと思い複雑な心境でしたが・・・。また、現地の学校で折り紙を教えました。子供達は一枚の紙からできる立体に驚き楽しんでいましたが、先生でさえ角を合わせて綺麗に折る事が難しく、日本人の手先の器用さを改めて感じました。そして、文字通り「折り目正しく」と言う日本語の意味を思い、日本人気質を感じました。

日本の【モノ】と、職人の【思い】も一緒に外国に『伝え』『繋げる』ことができたらステキだと思います。NBMの講座では、【モノ】だけでく【モノに向き合う心】についてのお話もあり、改めて考える事ができました。今後は、今の仕事の後継者を育てつつ、和文化を国内外の大人と子供に伝え繋げる仕事をしていけるように見聞を深めて行こうと思います。

北川さん

この写真は、1月に行われたMIJPの岐阜イベントの時の写真です。岐阜の生産者の方々から生の声を伺うことができ、とても楽しい時間でした。美味しい地酒を色々いただくこともできました(嬉)。このようなイベントに参加させていただいた事も、NBM受講生だからですので感謝しています。また、最後になりますが先生方、本当にありがとうござました。講座が楽しく、ほんと~~~うに時間が短かったです。たった二時間では・・・質問がありすぎて、ありすぎて、ありすぎて・・・・。先生方が全くの素人にたった二時間という枠の中で凝縮したお話をして下さったこと、本当に感謝致します。ありがとうございました。

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