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マイスター本科第16期最終講座開催しました

2015年4月4日(土)
マイスター本科第16期最終講座開催しました。

2014年9月から始まった第16期。
早いもので8ヶ月の講座も本日が最終講座となりました。

テーマは「これからのニッポンのモノづくり」。

文筆家で、2013年4月号より月刊「目の眼」の編集長をされている
白洲信哉先生をゲストに迎え
NBM講座監修と「うつわ」を担当されている外館和子先生と
弊社代表の赤瀬浩成の3名で進めていきます。

8875

第1部は「生活の中で楽しむ工芸」と題して
白洲家に伝わる工芸品をご紹介頂きながら
日々の生活の中での楽しみ方を伺います。

8880

本日は特別に、白洲先生が日々使っている
湯飲み茶碗やぐい吞みなど数点持参され
使い続ける“わけ”を披露。

8891

8886

休憩時間に白洲先生を囲む皆さん!
白洲先生愛用の器たちには一つ一つストーリーがあります。

第2部は「これからのモノづくり」をテーマに全員でディスカッションです。

8873

「日本のモノづくり」を学ぶことにより
日本の昔を知り、日本の今を見
8ヶ月の講座を経て『日本の価値』に気付いたとの声が
多く聞かれました!

最後に外館先生から修了証書とNBMバッジを授与。

8912

14-2

これからは伝道師<マイスター>として
多くの方にどう伝えていくかが課題となりますね!

講座修了後は懇親会です。

28

今後の皆様のご活躍を楽しみにしております!!

白洲先生のプロフィールはこちら
https://www.nipponbrand.org/honka/teachers/shirasu_shinya/

第16期&17期「日本茶の愉しみ」講座を開催しました。

2015年3月14日
第16期&17期「日本茶の愉しみ」講座を開催しました。

講師は
日本ドリンク協会代表理事であり、日本茶インストラクターの
山上昌弘先生です。

茶12

講座は、まずウエルカムドリンクの冷茶が出され
それを味わうところからスタート。

茶5

山上先生が世界各地を訪れ、日本茶がどのように飲まれているかのお話。
国によっては「日本茶」と書いてあっても実際は「中国茶」だったり・・・

茶13

世界の茶の生産量の中で日本茶の割合はまだまだ小さいですが
「抹茶ラテ」など市民権を得ています。

茶2

国内の日本茶の生産地にも変化があります。
かつては美味しいと名を馳せた産地も
機械化できず、生産者が減っているところが多々あります。

茶3

逆に機械化が進み、
リーズナブルに生産している地域の生産量は増えています。
用途としてはペットボトル用が主だそうです。

茶17

需要と供給、そして伝統の技の継承問題はここにもあります。

2番目に出されたのは玉露の「雫茶」
その豊かな香りと味わいに皆さん感激です!

茶6

そして実際に急須を使って煎茶を淹れます。
茶葉の量・お湯の量と温度など、山上先生の指示を正確に実行します。

茶4

茶8

伝統的な煎茶の色は「金色透明」
香り高く繊細な味わいです。

茶16

茶9

皆さん、自分で淹れた美味しい日本茶に大満足。

後半は、急須研究家の村田先生より、急須の機能についてのお話。
茶11

村田先生がご用意したのは常滑の急須の数々。

茶15

日本のモノづくりの技がここにも凝縮されています。
茶10

日本茶の美味しさを体感し、
自宅でも美味しい日本茶を頂きたくなりました!

山上先生のプロフィールはこちらへ
https://www.nipponbrand.org/honka/teachers/yamagami_masahiro/

マイスター本科第17期スタート!

2015年2月28日(土)
マイスター本科第17期スタート!

マイスター本科の男女比は約3:7と女性が多いのですが
第17期は30名の受講生のうち男性が14名と
他の期より男性比率が高くなりました。
嬉しい傾向です!

3

8ヶ月共に学ぶ仲間を知って頂くために
第1回講座の前に1時間の交流タイムを設けています。

受講の目的として多くの方が
『自分でモノの価値を判断できる“目”を持ちたい』
と、言っていました。

8ヶ月の講座を通じ、しっかり身につきますよ!

第1回講座は外館和子先生の「うつわ」。

2

本科講座では事前に担当の先生から課題が出されます。
課題の回答を事前に先生に見て頂き、講座に臨んで頂きますので
受講生一人一人にコメントが届きます

1

後半はグループディスカッション。
テーマは「愛用のカップについて」です。

5

7

それぞれが異なった想いや視点を持って自分の愛用品と接していることがわかり勉強になった。
という感想が多くありました。

8

グループの中で一番魅力的な器を選び
持ち主がどんな想いを持ってその器と接しているかを発表。
グループディスカッションを通じて
人に伝える言葉を持つことを体験。

9

11

最後に外館先生がこの道に入ったきっかけのエピソードを伺うことができました。

10

幼少期、美術教師をされていたお母様に
毎週末展覧会に連れて行ってもらったそうです!

やはり良いモノを沢山見続けることは重要ですね!

受講後のアンケートで
・歴史などベーシックなところから学べ
・こころに残るキーセンテンスが沢山あり
・更に「うつわ」について深く学びたいと思った
などの意見を頂きました。

外館先生のプロフィールはこちら
https://www.nipponbrand.org/honka/teachers/todate_kazuko/

マイスター本科第16期第6回「日本の紙-和紙」講座開催しました。

2015年2月14日(土)
マイスター本科第16期第6回
「日本の紙-和紙」講座開催しました。

講座は和紙の歴史から始まり
DVDにて島根県の「石州半紙」の製作工程を学び
西洋紙と和紙の違いを実際の紙を手に実感します。

3

書や画をかき写すためだけでなく
西洋に比べ
古くから生活の中で幅広い用途に使われてきた
日本の手漉き和紙。

6

書くこと以外に
紙を生活の様々なシーンで使うことは
世界の中でもとても珍しいことです。

和紙を使ってお金や物を包む日本独自の文化が「折形(おりかた)」です。

5

「折形」は室町時代から上級武家の間で伝えられてきた贈り物を和紙で包む作法。
相手を敬い、快い人間関係を保つ為の礼をつくした心を形にしたものです。
和紙を使って“日本人のこころを伝える”「折形」に挑戦します!

1

7

4

折形を通じて、礼節に代表される日本文化の心を体感しました。

大柳先生は『南総里見八犬伝』の版元である文渓堂工房を主宰。

大柳先生のプロフィールはこちら
https://www.nipponbrand.org/honka/teachers/ohyanagi_hisae/

マイスター本科第16期第5回「日本の生活デザイン」講座開催しました

2015年1月24日(土) マイスター本科第16期第5回 「日本の生活デザイン」講座開催しました。 プロダクトデザイナーの村澤一晃先生の講座は 先生からの問いかけに答え、一緒に考えていくスタイルです。 6 始めに、受講生の皆さんに持って来て頂いた 普段使っているお茶碗とお箸を 村澤先生が特別に用意した「尺貫法」という 日本古来の単位でできた物差しで測ります。 2 5 普段何気なく使っているモノのサイズにも理由があり それを日本古来の単位で測ると解る事があります。 ※計量法という法律で「尺貫法」の物差しを流通させることはできませんが・・・ 4 それは、日本には独自の寸法があるということ。 日本と西洋との違いを形・デザインという側面から紐解いていきます。 次に、村澤先生が用意した12種類の木のサンプルを元に 木についてのワークショップ。 手前に並んでいるのは 受講生が持参した日常使っている「木の道具」の数々。 9 7 森林大国日本では家具を始めとして 様々な木が使われていますが 思いの外 木を知らないことに気付かされます。 8 日常使っている道具のデザインや その理由や背景などを考えることで 改めて日本人としてのアイデンティティを実感できた講座となりました。 1 ある受講生から 「日本文化を今までガチガチに勉強しようとしていたが 楽しく“感覚”で学ぶことができ大満足」 とのコメントが寄せられました! 村澤先生のプロフィールはこちら https://www.nipponbrand.org/honka/teachers/murasawa_kazuaki/

マイスター本科第15期最終講座開催しました

2014年12月13日(土)
マイスター本科第15期最終講座を開催しました。

第1回講座を担当された外館和子先生と
ゲストに白洲信哉氏を迎え
テーマは「これからのニッポンのモノづくり」です。

1

7

白洲信哉氏の
父方の祖父母は白洲次郎・正子。
母方の祖父は文芸評論家の小林秀雄です。

2

生まれた時から骨董品に囲まれて育ち
「骨董遊び」(文芸春秋)などの著書も多数あります。
2013年4月号から骨董の月刊誌「目の眼」の編集長をされ
工芸品には独自の拘りを持っています。

4

そんな白洲家に伝わる工芸品を紹介頂きながら
日々の生活の中での楽しみ方を伺いました。

受講生の中には
NBM本科講座を受講し、「着物を普段にも着よう!」と思い
着物姿で出席する方もいらっしゃいます。

8

昨年開催した、
NBM本科受講生ならどなたでも出席できる
「NBMサロン」には7名の方が着物で出席されました!

白洲先生が監修された「根来」や月刊「目の眼」などを購入すると
白洲先生がサインをしてくださいます!

6

熱心な受講生の質問にも独自のお考えを熱く語ります。

9

毎回最終講座で繰り広げられる風景です!

最後に参加者揃って記念撮影。

10

これからマイスターとして
学んだことを発信していきましょう!!

第16期「日本の色-文化とその意味」を開催しました。

2014年12月13日
第16期第4回「日本の色-文化とその意味」を開催しました。

本日の講師は、女子美術大学の色彩学教授 坂田勝亮先生です。
坂田先生は国際色彩学会委員などを歴任しており
色彩の国際的な専門家です。

2

1

プロフィールはこちらをご覧ください。
https://www.nipponbrand.org/honka/teachers/sakata_katsuaki/

私達が日々目にしているモノ。
モノには必ず“色”があります。

坂田先生のこの講座では
同じ色でも状況によって頭が違う色だと認識したり
立体感を色がどう捉えるかなど
色の見え方のメカニズムを実際の画像で体験します。

3

4

又、色は文化・宗教・気候・生活習慣など
様々な要素に影響を受け、
その意味やイメージが異なります。

例えば、日本では身分により使える色を制限した
「禁色」というものがありました。
「冠位十二階」がこちら。

5

どの色を高貴なものと捉えるかは
文化や宗教、国により様々です。

今、日本のモノづくりは世界を視野に入れて
活動することが求められています。

日本の文化を海外に持っていく時
私達も異文化を理解しなければいけませんね。

ユネスコ世界遺産に登録された「和紙」を学ぶ

2014年11月15日(土)
マイスター本科第15期第7回「日本の紙-和紙」講座を開催しました。

講師は和紙造形作家の大柳久栄先生。

大柳先生1のコピー のコピー

DPP_0042 のコピー

講座では大柳先生が直接集められた手漉き和紙の標本を頂くことができます。

「楮」「三椏」「雁皮」に分けられた手すき和紙は、
日本各地の人間国宝のものなど
貴重なものばかり。

和紙標本

この度、2014年11月27日(日本時間)に、
国連教育科学文化機関(ユネスコ)が
「和紙 日本の手漉(てすき)和紙技術」を無形文化遺産に登録しました。

登録対象は国の重要無形文化財に指定されている
細川紙(埼玉県小川町、東秩父村)、本美濃紙(岐阜県美濃市)、石州半紙(島根県浜田市)です。

2009年に石州半紙は単独で無形文化遺産に登録されましたが、
政府は遺産の枠組みを和紙全体に拡大し、
細川紙と本美濃紙を加えて2013年に再提案し
登録されたのです。

和紙は長期保存に耐えられ、
8世紀の美濃国(岐阜県)の和紙が正倉院に保存されています。

和紙の伝統技術が国際的に評価されたのをきっかけに
和紙の生産や輸出に弾みがつくとよいですね!

こちらのベストは「紙布(しふ)」と呼ばれる、
和紙を細く縒(よ)った紙糸で織った布で作られています。
DPP_0035 のコピー

作者は桜井貞子さん。

宮城県白石市に伝わる「白石紙布」は
伊達藩から将軍家への献上品とされた極上の品。

和紙そのものを衣服に使う「紙子」とまったく異なり、
上品で精緻な織物はまさに紙の芸術品です。

桜井さんは、紙布の美しさと風合い、高い技術にほれ込み
長く途絶えていた紙布作りを復活させました。

和紙の様々な魅力を伝える大柳先生の講座から
「日本文化の美しさを改めて感じることができた」
との声が多く聞かれました。

DPP_0033 のコピー

大柳先生のプロフィールはこちら
https://www.nipponbrand.org/honka/teachers/ohyanagi_hisae/

「染色」講座で、伝統工芸の問題解決(再生)に向け考えるきっかけを得る!

2014年11月15日(土)
マイスター本科第16期第3回「染色デザインから見る日本の美」講座を開催しました。

DPP_0004 のコピー

講師は女子美術大学名誉教授の大澤美樹子先生です。

DPP_0027 のコピー

布に柄を施すには、染めや織りなどの手法がありますが
「染色」の良さ、面白さは何だと思いますか?

「手拭い」「着物」など染色技法を施したものが
日常生活から離れています。

DPP_0014 のコピー

しかし、大澤先生が「染色デザイン」の例に挙げる
「手拭い」

この小さな布から
日本の職人の技と、日本人の美意識の高さを知り、
「染色」の魅力に気付かされたと
多くの受講生が口を揃えます。

そして、
●伝統工芸の問題解決(再生)に向け考えるきっかけを得た
●これから何を勉強すればよいのかのヒントを得た
多くの受講施に気付きを与えた講座でした。

大澤先生のプロフィールはこちら
https://www.nipponbrand.org/honka/teachers/ohsawa_mikiko/

マイスター本科第15・16期“「漆」の話”講座開催

2014年10月25日(土)
マイスター本科第15・16期“「漆」の話”講座を開催しました。

マイスター本科は、偶数期は12:00~15:00
奇数期は16:00~19:00に開催します。

その為、16期の講座が早い時間に開催されました。

DPP_0008 のコピー

前半は「漆造形作家」の畠中博子先生から
「漆とは何ぞや~」から始まり、
「漆製品ができるまで~」を具体的に学びます。

DPP_0015 のコピー

DPP_0013 のコピー

もちろん漆は東南アジア各国で使われていますから
その違いを知るだけでも楽しいですよね。

DPP_0002 のコピー

螺鈿に使う貝や貴重な動物の毛で作られた筆の数々など・・・

DPP_0003 のコピー

DPP_0005 のコピー

道具を作る方あっての製品です。
道具を作る職人の技の伝承は切実です。

後半は「おもてなし研究者」の福田典子先生から
具体的に日々の生活で漆器を使うコツを含め
食文化と漆器のお話を伺いました。

DPP_0026 のコピー

畠中博子先生のプロフィールはこちら
https://www.nipponbrand.org/honka/teachers/hatakenaka_hiroko/

福田典子先生のプロフィールはこちら
https://www.nipponbrand.org/honka/teachers/fukuda_noriko/

マイスター本科第16期最終講座開催しました

2015年4月4日(土)
マイスター本科第16期最終講座開催しました。

2014年9月から始まった第16期。
早いもので8ヶ月の講座も本日が最終講座となりました。

テーマは「これからのニッポンのモノづくり」。

文筆家で、2013年4月号より月刊「目の眼」の編集長をされている
白洲信哉先生をゲストに迎え
NBM講座監修と「うつわ」を担当されている外館和子先生と
弊社代表の赤瀬浩成の3名で進めていきます。

8875

第1部は「生活の中で楽しむ工芸」と題して
白洲家に伝わる工芸品をご紹介頂きながら
日々の生活の中での楽しみ方を伺います。

8880

本日は特別に、白洲先生が日々使っている
湯飲み茶碗やぐい吞みなど数点持参され
使い続ける“わけ”を披露。

8891

8886

休憩時間に白洲先生を囲む皆さん!
白洲先生愛用の器たちには一つ一つストーリーがあります。

第2部は「これからのモノづくり」をテーマに全員でディスカッションです。

8873

「日本のモノづくり」を学ぶことにより
日本の昔を知り、日本の今を見
8ヶ月の講座を経て『日本の価値』に気付いたとの声が
多く聞かれました!

最後に外館先生から修了証書とNBMバッジを授与。

8912

14-2

これからは伝道師<マイスター>として
多くの方にどう伝えていくかが課題となりますね!

講座修了後は懇親会です。

28

今後の皆様のご活躍を楽しみにしております!!

白洲先生のプロフィールはこちら
https://www.nipponbrand.org/honka/teachers/shirasu_shinya/

第16期&17期「日本茶の愉しみ」講座を開催しました。

2015年3月14日
第16期&17期「日本茶の愉しみ」講座を開催しました。

講師は
日本ドリンク協会代表理事であり、日本茶インストラクターの
山上昌弘先生です。

茶12

講座は、まずウエルカムドリンクの冷茶が出され
それを味わうところからスタート。

茶5

山上先生が世界各地を訪れ、日本茶がどのように飲まれているかのお話。
国によっては「日本茶」と書いてあっても実際は「中国茶」だったり・・・

茶13

世界の茶の生産量の中で日本茶の割合はまだまだ小さいですが
「抹茶ラテ」など市民権を得ています。

茶2

国内の日本茶の生産地にも変化があります。
かつては美味しいと名を馳せた産地も
機械化できず、生産者が減っているところが多々あります。

茶3

逆に機械化が進み、
リーズナブルに生産している地域の生産量は増えています。
用途としてはペットボトル用が主だそうです。

茶17

需要と供給、そして伝統の技の継承問題はここにもあります。

2番目に出されたのは玉露の「雫茶」
その豊かな香りと味わいに皆さん感激です!

茶6

そして実際に急須を使って煎茶を淹れます。
茶葉の量・お湯の量と温度など、山上先生の指示を正確に実行します。

茶4

茶8

伝統的な煎茶の色は「金色透明」
香り高く繊細な味わいです。

茶16

茶9

皆さん、自分で淹れた美味しい日本茶に大満足。

後半は、急須研究家の村田先生より、急須の機能についてのお話。
茶11

村田先生がご用意したのは常滑の急須の数々。

茶15

日本のモノづくりの技がここにも凝縮されています。
茶10

日本茶の美味しさを体感し、
自宅でも美味しい日本茶を頂きたくなりました!

山上先生のプロフィールはこちらへ
https://www.nipponbrand.org/honka/teachers/yamagami_masahiro/

マイスター本科第17期スタート!

2015年2月28日(土)
マイスター本科第17期スタート!

マイスター本科の男女比は約3:7と女性が多いのですが
第17期は30名の受講生のうち男性が14名と
他の期より男性比率が高くなりました。
嬉しい傾向です!

3

8ヶ月共に学ぶ仲間を知って頂くために
第1回講座の前に1時間の交流タイムを設けています。

受講の目的として多くの方が
『自分でモノの価値を判断できる“目”を持ちたい』
と、言っていました。

8ヶ月の講座を通じ、しっかり身につきますよ!

第1回講座は外館和子先生の「うつわ」。

2

本科講座では事前に担当の先生から課題が出されます。
課題の回答を事前に先生に見て頂き、講座に臨んで頂きますので
受講生一人一人にコメントが届きます

1

後半はグループディスカッション。
テーマは「愛用のカップについて」です。

5

7

それぞれが異なった想いや視点を持って自分の愛用品と接していることがわかり勉強になった。
という感想が多くありました。

8

グループの中で一番魅力的な器を選び
持ち主がどんな想いを持ってその器と接しているかを発表。
グループディスカッションを通じて
人に伝える言葉を持つことを体験。

9

11

最後に外館先生がこの道に入ったきっかけのエピソードを伺うことができました。

10

幼少期、美術教師をされていたお母様に
毎週末展覧会に連れて行ってもらったそうです!

やはり良いモノを沢山見続けることは重要ですね!

受講後のアンケートで
・歴史などベーシックなところから学べ
・こころに残るキーセンテンスが沢山あり
・更に「うつわ」について深く学びたいと思った
などの意見を頂きました。

外館先生のプロフィールはこちら
https://www.nipponbrand.org/honka/teachers/todate_kazuko/

マイスター本科第16期第6回「日本の紙-和紙」講座開催しました。

2015年2月14日(土)
マイスター本科第16期第6回
「日本の紙-和紙」講座開催しました。

講座は和紙の歴史から始まり
DVDにて島根県の「石州半紙」の製作工程を学び
西洋紙と和紙の違いを実際の紙を手に実感します。

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書や画をかき写すためだけでなく
西洋に比べ
古くから生活の中で幅広い用途に使われてきた
日本の手漉き和紙。

6

書くこと以外に
紙を生活の様々なシーンで使うことは
世界の中でもとても珍しいことです。

和紙を使ってお金や物を包む日本独自の文化が「折形(おりかた)」です。

5

「折形」は室町時代から上級武家の間で伝えられてきた贈り物を和紙で包む作法。
相手を敬い、快い人間関係を保つ為の礼をつくした心を形にしたものです。
和紙を使って“日本人のこころを伝える”「折形」に挑戦します!

1

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折形を通じて、礼節に代表される日本文化の心を体感しました。

大柳先生は『南総里見八犬伝』の版元である文渓堂工房を主宰。

大柳先生のプロフィールはこちら
https://www.nipponbrand.org/honka/teachers/ohyanagi_hisae/

マイスター本科第16期第5回「日本の生活デザイン」講座開催しました

2015年1月24日(土) マイスター本科第16期第5回 「日本の生活デザイン」講座開催しました。 プロダクトデザイナーの村澤一晃先生の講座は 先生からの問いかけに答え、一緒に考えていくスタイルです。 6 始めに、受講生の皆さんに持って来て頂いた 普段使っているお茶碗とお箸を 村澤先生が特別に用意した「尺貫法」という 日本古来の単位でできた物差しで測ります。 2 5 普段何気なく使っているモノのサイズにも理由があり それを日本古来の単位で測ると解る事があります。 ※計量法という法律で「尺貫法」の物差しを流通させることはできませんが・・・ 4 それは、日本には独自の寸法があるということ。 日本と西洋との違いを形・デザインという側面から紐解いていきます。 次に、村澤先生が用意した12種類の木のサンプルを元に 木についてのワークショップ。 手前に並んでいるのは 受講生が持参した日常使っている「木の道具」の数々。 9 7 森林大国日本では家具を始めとして 様々な木が使われていますが 思いの外 木を知らないことに気付かされます。 8 日常使っている道具のデザインや その理由や背景などを考えることで 改めて日本人としてのアイデンティティを実感できた講座となりました。 1 ある受講生から 「日本文化を今までガチガチに勉強しようとしていたが 楽しく“感覚”で学ぶことができ大満足」 とのコメントが寄せられました! 村澤先生のプロフィールはこちら https://www.nipponbrand.org/honka/teachers/murasawa_kazuaki/

マイスター本科第15期最終講座開催しました

2014年12月13日(土)
マイスター本科第15期最終講座を開催しました。

第1回講座を担当された外館和子先生と
ゲストに白洲信哉氏を迎え
テーマは「これからのニッポンのモノづくり」です。

1

7

白洲信哉氏の
父方の祖父母は白洲次郎・正子。
母方の祖父は文芸評論家の小林秀雄です。

2

生まれた時から骨董品に囲まれて育ち
「骨董遊び」(文芸春秋)などの著書も多数あります。
2013年4月号から骨董の月刊誌「目の眼」の編集長をされ
工芸品には独自の拘りを持っています。

4

そんな白洲家に伝わる工芸品を紹介頂きながら
日々の生活の中での楽しみ方を伺いました。

受講生の中には
NBM本科講座を受講し、「着物を普段にも着よう!」と思い
着物姿で出席する方もいらっしゃいます。

8

昨年開催した、
NBM本科受講生ならどなたでも出席できる
「NBMサロン」には7名の方が着物で出席されました!

白洲先生が監修された「根来」や月刊「目の眼」などを購入すると
白洲先生がサインをしてくださいます!

6

熱心な受講生の質問にも独自のお考えを熱く語ります。

9

毎回最終講座で繰り広げられる風景です!

最後に参加者揃って記念撮影。

10

これからマイスターとして
学んだことを発信していきましょう!!

第16期「日本の色-文化とその意味」を開催しました。

2014年12月13日
第16期第4回「日本の色-文化とその意味」を開催しました。

本日の講師は、女子美術大学の色彩学教授 坂田勝亮先生です。
坂田先生は国際色彩学会委員などを歴任しており
色彩の国際的な専門家です。

2

1

プロフィールはこちらをご覧ください。
https://www.nipponbrand.org/honka/teachers/sakata_katsuaki/

私達が日々目にしているモノ。
モノには必ず“色”があります。

坂田先生のこの講座では
同じ色でも状況によって頭が違う色だと認識したり
立体感を色がどう捉えるかなど
色の見え方のメカニズムを実際の画像で体験します。

3

4

又、色は文化・宗教・気候・生活習慣など
様々な要素に影響を受け、
その意味やイメージが異なります。

例えば、日本では身分により使える色を制限した
「禁色」というものがありました。
「冠位十二階」がこちら。

5

どの色を高貴なものと捉えるかは
文化や宗教、国により様々です。

今、日本のモノづくりは世界を視野に入れて
活動することが求められています。

日本の文化を海外に持っていく時
私達も異文化を理解しなければいけませんね。

ユネスコ世界遺産に登録された「和紙」を学ぶ

2014年11月15日(土)
マイスター本科第15期第7回「日本の紙-和紙」講座を開催しました。

講師は和紙造形作家の大柳久栄先生。

大柳先生1のコピー のコピー

DPP_0042 のコピー

講座では大柳先生が直接集められた手漉き和紙の標本を頂くことができます。

「楮」「三椏」「雁皮」に分けられた手すき和紙は、
日本各地の人間国宝のものなど
貴重なものばかり。

和紙標本

この度、2014年11月27日(日本時間)に、
国連教育科学文化機関(ユネスコ)が
「和紙 日本の手漉(てすき)和紙技術」を無形文化遺産に登録しました。

登録対象は国の重要無形文化財に指定されている
細川紙(埼玉県小川町、東秩父村)、本美濃紙(岐阜県美濃市)、石州半紙(島根県浜田市)です。

2009年に石州半紙は単独で無形文化遺産に登録されましたが、
政府は遺産の枠組みを和紙全体に拡大し、
細川紙と本美濃紙を加えて2013年に再提案し
登録されたのです。

和紙は長期保存に耐えられ、
8世紀の美濃国(岐阜県)の和紙が正倉院に保存されています。

和紙の伝統技術が国際的に評価されたのをきっかけに
和紙の生産や輸出に弾みがつくとよいですね!

こちらのベストは「紙布(しふ)」と呼ばれる、
和紙を細く縒(よ)った紙糸で織った布で作られています。
DPP_0035 のコピー

作者は桜井貞子さん。

宮城県白石市に伝わる「白石紙布」は
伊達藩から将軍家への献上品とされた極上の品。

和紙そのものを衣服に使う「紙子」とまったく異なり、
上品で精緻な織物はまさに紙の芸術品です。

桜井さんは、紙布の美しさと風合い、高い技術にほれ込み
長く途絶えていた紙布作りを復活させました。

和紙の様々な魅力を伝える大柳先生の講座から
「日本文化の美しさを改めて感じることができた」
との声が多く聞かれました。

DPP_0033 のコピー

大柳先生のプロフィールはこちら
https://www.nipponbrand.org/honka/teachers/ohyanagi_hisae/

「染色」講座で、伝統工芸の問題解決(再生)に向け考えるきっかけを得る!

2014年11月15日(土)
マイスター本科第16期第3回「染色デザインから見る日本の美」講座を開催しました。

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講師は女子美術大学名誉教授の大澤美樹子先生です。

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布に柄を施すには、染めや織りなどの手法がありますが
「染色」の良さ、面白さは何だと思いますか?

「手拭い」「着物」など染色技法を施したものが
日常生活から離れています。

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しかし、大澤先生が「染色デザイン」の例に挙げる
「手拭い」

この小さな布から
日本の職人の技と、日本人の美意識の高さを知り、
「染色」の魅力に気付かされたと
多くの受講生が口を揃えます。

そして、
●伝統工芸の問題解決(再生)に向け考えるきっかけを得た
●これから何を勉強すればよいのかのヒントを得た
多くの受講施に気付きを与えた講座でした。

大澤先生のプロフィールはこちら
https://www.nipponbrand.org/honka/teachers/ohsawa_mikiko/

マイスター本科第15・16期“「漆」の話”講座開催

2014年10月25日(土)
マイスター本科第15・16期“「漆」の話”講座を開催しました。

マイスター本科は、偶数期は12:00~15:00
奇数期は16:00~19:00に開催します。

その為、16期の講座が早い時間に開催されました。

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前半は「漆造形作家」の畠中博子先生から
「漆とは何ぞや~」から始まり、
「漆製品ができるまで~」を具体的に学びます。

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もちろん漆は東南アジア各国で使われていますから
その違いを知るだけでも楽しいですよね。

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螺鈿に使う貝や貴重な動物の毛で作られた筆の数々など・・・

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道具を作る方あっての製品です。
道具を作る職人の技の伝承は切実です。

後半は「おもてなし研究者」の福田典子先生から
具体的に日々の生活で漆器を使うコツを含め
食文化と漆器のお話を伺いました。

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畠中博子先生のプロフィールはこちら
https://www.nipponbrand.org/honka/teachers/hatakenaka_hiroko/

福田典子先生のプロフィールはこちら
https://www.nipponbrand.org/honka/teachers/fukuda_noriko/