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マイスター本科第19期第7回「日本の生活デザイン」講座を開催しました

【本科 日本の生活デザイン】
集約された意味の中に
かたちが生まれる

ニッポンブランド・マイスター講座本科第19期として、第7回講座となる「日本の生活デザイン」を開講しました。講師は、デザイナーの村澤一晃先生。国内外問わず可能な限り現地に足を運んで、様々なメーカーと関係を育てながら、それぞれの魅力を引き出すデザインを生み出してきた先生です。

「そもそもデザインって何だろう?」。講座は、こんなシンプルな問いかけからスタート。例えば、将来に向けて行動指針を作ることを「ライフデザイン」と呼ぶように、時代とともにデザインは「意匠」や「図案」といった範囲を飛び越え、無形のデザインが暮らしの中に溶け込んでいます。デザインの定義は実に曖昧なのです。本講座では、村澤先生の透徹した論理と平易な語り口をもって、デザインへの理解を深めることができます。

20160602_02一昔前には一家団欒の象徴であった「ちゃぶ台」。あの丸いかたちが生まれた背景を想像する――受講生がゴールにたどり着くまでを自然な形で村澤先生がリードしていきます。「狭い日本の家屋では角のあるテーブルは危険」。「鍋料理や大皿など共用の食器を中心に置いたとき、どの場所からも手の伸びる距離が同じ」。受講生のどの発言も正解とした上で、先生が考察を加えます。「ちゃぶ台という家具の特徴は折り畳めること。それをコロコロと転がして、隙間などに収納できる。だから、円形である必要があった」。また、「過去を遡ると、日本人の食卓の基本は銘々膳で、封建制度が終わってからも家父長制として、部屋のどの位置で食事をするかで身分差を表していた。ちゃぶ台の円形は戦後民主主義を象徴するかたちといえるのではないか」。このように、順を追って具体的に、集約された意味の中にかたちが生まれることが示されていきます。

講座の後半は、森林大国日本の国産樹木を題材にワークショップを体験。下の写真を見て、皆さんは、同じ木から作られたサイコロがどれか分かりますか? 樹種の答え合わせができるよう、サイコロを裏返すと、それぞれのモチーフの焼印があります。ミズナラ・クリ・トチ・オニグルミ・ブナ・ヤマザクラ・カラマツ・ウワミズザクラ……。世界第2位の森林率を誇りながら、世界で3番目に丸太を輸入している日本の矛盾に気づき、木に対する親しみや理解を深めることは、私たち一人ひとりの責務であるといえるかもしれません。

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マイスター本科第20期第1回「うつわ」講座を開催しました

記念すべき第20期「ニッポンブランド・マイスター講座(NBM)」マイスター本科がスタートしました。

月1回全8回の講義からなるマイスター本科。初回はオリエンテーションと、NBM講座総合監修の外舘和子先生による「創造のシステムから見た日本の『うつわ』」の講義です。前半の講義では日本のうつわの歴史を遡り、後半は、受講生の皆さんが持ち寄った「日常よく使う湯呑、またはカップ」について、グループごとにディスカッションを行いました。その心は…「焼き物は、日常に使うものこそ持ち主の美意識の基準になる」――。

2009年7月の開講から現在まで、約500名がマイスター本科で学びました。「キャリアアップにつなげたい」「暮らしに活かしたい」「社会貢献に役立てたい」など、受講のきっかけはさまざまです。

一方で、日本のモノづくりの根底にある思い、それを体現する仕組みについて目を向ける日本の“モノづくりファン”という点では皆同じ。お互いが目標に向かって支え合える仲間といえます。新しく仲間に加わってくださった第20期生の皆さん、これから約8カ月よろしくお願いします。

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マイスター本科第18期第8回「これからの日本のモノづくり」講座を開催しました

【本科 これからの日本のモノづくり】
白洲信哉氏 × 外館和子氏 対談
「変化するものに美しさを見出す」

全8回のマイスター本科のラストを飾るのは、講座全体を監修されている工芸評論家・工芸史家・国際陶芸アカデミー会員の外館和子先生と、文筆家・月刊「目の眼」編集長の白洲信哉氏の対談形式の講座。ここでは、「これからのニッポンのモノづくり」に関する、おふたりの鋭い考察をダイジェストで紹介します。3時間にわたる対談の全容は、ぜひ実際の講座にてご確認ください。



外舘 「美術」と「工芸」について見てみると、「美術」はどちらかというと西欧的であり、「工芸」は日々の暮らしの中から生まれたものと言えますね。
白洲 日本は自然の中で生かされた生活観が基本だと思う。例えば「絵」。西欧は絵を壁に掛け、飾りっぱなしだが、日本の絵は掛け軸や、襖、屏風と、季節によって使い分けている。
外舘 そうですね。西欧の絵画は「フレーム=額」の中に納められ、見る人との距離がありますが、それに比べ日本の掛け軸や襖や衝立などは、人との距離がとても近いと思います。
白洲 我が家には祖父の小林秀雄(文芸評論家)が黒田辰秋氏から貰った小箱がある。(小箱を手に)


外舘 黒田辰秋は、近代を代表する木漆工芸家でどっしりとした力強い作風で、木工の人間国宝です。
白洲 我が家では気に入ったものはしまっておかず、使い倒すくらい使い続けている。この小箱も、人間国宝のものを使うのはもったいないという人もいるけど、五十年くらい使っている。角が丸くなったり色が変わったり、使う事で価値が出るという人もいる。
外舘 黒田の箱が、使い込まれる事で柔和な風情になり、使っている人がもう一つの「大らかで優しい黒田」の魅力を引き出したと言えますね。
白洲 使った時間は買うことはできないよ。
外舘 日本人は、時間の中で変化する事を良しとします。西欧はもとの形を重視し、何とか変わらないように努力し、変わってしまったものは消耗されたものとしてネガティブに捉えますが、日本人は変わっていくことにも美しさを見出します。


白洲 日本人の文化は、いろいろなものを輸入し昇華することで日本流のものにしてきた。例えば仏教のお寺。インドや中国のものとは違ってしまっている。お寺は元々金ピカだったが、経年変化で朽ちた感じを侘・寂として良しとし、塗りなおさない。素材感を大事にするのです。
外舘 それを良しとする文化ですね。割れたものを金継ぎして使い続ける文化もあります。
白洲 そう、割れる前も美しかったけど、もう一度金継ぎして新しい世界を作ってみようとする。一杯継いだから「東海道五十三次」(笑)。大切に思うものへの愛情だと思う。
外舘 日本の工芸は、修復する事を前提としていますよね。製作する時から、張り替る為に剥がし易くしてあったり、メンテナンスして使い続ける事ができます。
白洲 白洲の祖母の良い師匠だった青山二郎の言葉に「美は創造であり発見である」というものがある。まさに美は自分の価値観であって人から解説を受けて感じる事ではない。
外舘 必ずしも解説に従ってモノを見なければならないわけではないですね。まずは素直に美術を「美」として見る、モノと真剣に向き合う体験から感動が生まれます。
白洲 祖父の小林秀雄の著作「美を求める心」で語っているのは、見る行為がまずあり、純粋に見る事が大事だという事。解説が必要ないとは言わないが、まず「観る」が大事。知識はあとで勉強すればよい。
外舘 そうですね。まず感動から入って欲しいですね。見ることに対して能動的になって「感じる力」を養って欲しい。それは美術だけでなく、普段の身近な暮らしや仕事にも置き換えることができます。本来日本人が持っている「感じる力」や「丁寧に見る心」をこの講座で学んでいただきたい。

第19期「日本茶の愉しみ」講座を開催しました。

【本科 日本茶の愉しみ】
お茶と急須の切っても切れない関係

ニッポンブランド・マイスター講座(NBM)マイスター本科の「日本茶の愉しみ」の回では、日本ドリンク協会代表理事であり日本茶インストラクターの山上昌弘先生から日本茶の製法と種類について学び、実際に玉露や煎茶を味わいます。日本茶の種類ごとに特徴を引き出す淹れ方があり、基本的な点を押さえるだけでもお茶の風味は格段にアップします。

また、淹れ方と同じくらい重要なのが、急須選びです。講座の後半には、地元「常滑焼」の伝統を守りつつ、現代の生活様式に合った商品を提供する株式会社ヤマキイカイ(愛知県常滑市北条3-84)の村田典隆さんがゲスト講師として登壇。常滑の急須を例に、科学的考察を織り交ぜながら、お茶と急須の切っても切れない関係について話が展開されます。
常滑焼は日本六古窯のひとつで、平安時代末期から作られている陶器です。常滑焼と聞いて、多くの人がすぐに思い浮かべる「朱泥」の急須では、あの特徴的な朱色のもとである酸化鉄とお茶のタンニンが反応し、渋味が軽減されたまろやかなお茶を淹れることができます。さらに、釉薬を使わないしっかり焼きしめられた常滑の急須は、使い込むほどに茶渋がしみ込み、お茶の味を引き立てるといわれており、こうした原理を知っていれば、自分の気分や客人の好みに合わせてお茶の味に変化をつけることも可能です。

山上先生いわく、日本人が昔から続けてきた“おもてなし”のベースは「茶道」にあるとのこと。その言葉からも、山上・村田両先生の講義は、「日本茶の愉しむ」ためのものであると同時に、「相手を喜ばせたい」という日本人のモノづくりの精神を知るための講義であることが分かります。淹れる人、飲む人の心を豊かにするお茶について、理解を深めてみませんか?

マイスター本科第19期スタート!

2015年11月28日(土)
マイスター本科第19期がスタートしました。

1

暮れも押し迫った11月末スタートの為でしょうか
今期は比較的首都圏の方が多く、
遠い方でも群馬や茨城からでした。

又、海外との関わりが深い方が多いのも特色です。

大使館関係の方、
日本に滞在している海外の方向け学校法人の方
ご主人が海外の方で海外生活が長い方などなど・・・

本科講座の講師陣は
国内外で活躍しているスペシャリストですから
日本のモノづくりが海外でどう見られているのかを踏まえ
どう伝えていくか、など、
実際にすぐ使える情報が満載の講座です!

第1回の講座のタイトルは
「創造のシステムから見た日本の『うつわ』」。

3

後半はグループディスカッション。
2

それぞれが日常いつも使っている「愛用のカップ」を持ち寄り
(実物や画像など)それについてプレゼンテーションします。

4

6

器について他の人の考えを聞く機会は一般にはあまりないので
このグループディスカッションが楽しかったと
多くの参加者が言っていました。

外舘先生のコメントはうつわへの愛情が溢れ、
「日常使いの器が使い手の美意識の基準になる」という言葉には
日々の生活への向き合い方が変わる素敵な言葉だ・・・
との声もありました。

5

「うつわ」の講座から
日本独自の「美」や「詫び寂び」に代表される
価値観などについての発見を得、
更に学びたいことが増えますね。

本科講座の3時間は、学びの次へのきっかけを生む講座です!!

外舘先生のプロフィールは
https://www.nipponbrand.org/honka/teachers/todate_kazuko/

マイスター本科第18期「日本の色-文化とその意味」講座開催しました

2015年10月10日(土)
マイスター本科第18期第4回「日本の色-文化とその意味」講座開催しました。

講師は女子美術大学教授坂田勝亮先生。

3

モノにはすべて色があり、
人にとって色はとても大事なものです。

1

しかし、色は
文化・宗教・気候・生活習慣など様々な要素によって影響を受け
その意味やイメージが異なります。

2

4

モノづくりに関わる人も
モノを使う立場のの人も
日本人の色の捉え方と海外の方との違いなどに
気付かされる講座です。

この講座をきっかけに
日本の伝統色により興味を持たれたり
海外の文化に興味を持つ方などがおられます!

東京ミッドタウンの弊社運営店舗
THE COVER NIPPONでは毎月色をテーマにコラムをアップしています。

5

10月は醸成月 葡萄色(えびいろ)
山葡萄の熟した実のような暗い赤紫色。

『葡萄』は「えび」と読まれた山葡萄の古名で、
葡萄葛(えびかずら)のことで
江戸中期頃から「ぶどういろ」と呼ばれるようになりました。
王朝文学にもたびたび登場し
古くから宮廷の人々に親しまれた色のひとつです。

坂田勝亮先生のプロフィールはこちら
https://www.nipponbrand.org/honka/teachers/sakata_katsuaki/

マイスター本科第17期最終講座開催しました

2015年9月12日(土)
マイスター本科第17期最終講座開催しました。

第17期は2015年2月にスタート。
寒い季節から真夏を経て、秋を迎え最終回です。

ニッポンブランド・マイスター本科講座では、
「うつわ」「漆」「和紙」「染色」・・・など
7回に渡り日本の歴史や伝統・文化、風土など沢山のことが詰まっている
「日本のモノづくり」について学びます。

そして迎える最終回講座のテーマは「これからのニッポンのモノづくり」です。
日本の伝統・文化に造詣が深く
「白洲家の流儀」の著者白洲信哉氏と共にディスカッションし、
受講者自身が8ヶ月でどう変化したかレポートします。

1

白洲先生が編集長をしている骨董の月刊誌
「目の眼」を購入されるとその場で白洲先生がサインをして下さいます!

そして修了証書と「NBMマイスターバッジ」の授与。

2

全員で記念撮影後懇親会場に移動して
「これからのニッポンのモノづくり」について語り合いました!!

3

白洲先生のプロフィールはこちら
https://www.nipponbrand.org/honka/teachers/shirasu_shinya/

マイスター本科第18期「漆の話」講座開催しました

2015年8月22日(土)
マイスター本科第18期第2回「漆の話」講座開催しました

講師は漆造形家の畠中博子先生。

5

漆造形作家である畠中先生の講座では
漆の歴史や表現方法などの話だけではなく
実際に使われる道具や素材がどう作られるかなどを
現物を前に伺えるのが魅力です。

6

制作工程を知り、その道具を知ることで
漆製品の価値を知ることができます。

2

3

4

そして、本漆のものが高価である事が頷けます。

後半は特別講師の「おもてなし研究者」福田典子先生から
時代ごとの食器としての漆の歴史を学び

8

漆のトレーと洋食器の組み合わせを目の前で見せて頂き
漆器を組合わせることで設えがグレードアップすることを体感しました!!

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畠中博子先生のプロフィールはこちら
https://www.nipponbrand.org/honka/teachers/hatakenaka_hiroko/

福田典子先生のプロフィールはこちら
https://www.nipponbrand.org/honka/teachers/fukuda_noriko/

マイスター本科第18期がスタートしました。

2015年7月25日(土)
マイスター本科第18期がスタートしました。

1

弊社代表の赤瀬は全国の産地を飛び回り
東京にいることが少ないのですが
本日は久しぶりに第1回講座に参加できました。

赤瀬より、各地の産地の現状など
現場に行かないとわからない最新情報を踏まえ
この講座で何を得、
そして得たものをより多くの方に伝える「伝道師」となって貰いたい
との挨拶がありました。

これから8か月の各講座で
日本のモノづくりのエッセンスに触れ
日本の伝統・文化、そして暮らしを学び愉しんでください。

まず第1回講座は
工芸評論家・工芸史家・国際陶芸アカデミー会員の
外舘和子先生による
「創造のシステムから見た日本の『うつわ』」講座です。

2

第1回ということで
受講生同志が交流できるように
講座の後半はグループディスカッション。

5

各自お気に入りのmyカップの魅力を披露。

4

実物を持参される方
画像を見せる方など・・・
3

外舘先生の
「日常使いの器が使い手の美意識の基準になる」
という言葉が皆さんの心に深く刻まれたことと思います。

外舘先生のプロフィールはこちら
https://www.nipponbrand.org/honka/teachers/todate_kazuko/

マイスター本科第17期第4回「日本の生活デザイン」講座開催しました

2015年5月16日(土)
マイスター本科第17期第4回「日本の生活デザイン」講座を開催しました

4

担当の村澤一晃先生はご自身を「股旅デザイナー」とおっしゃる
プロダクトデザイナーです。

「デザインは生活や行動のすべての中にある」を信条とし、
机で図面を描くのがデザインでないことを実践しています。

これまでに国内外100以上の工場を歩き回り、
道を歩くとき、飛行機で移動するとき、稼動する工場を見つめるとき、
誰かと会話するとき、そこからデザインを紡ぎだしていきます。

5

村澤先生は日本だけでなく
イタリアに留学してデザインを学び、
現地で働いた経験を踏まえ
日本の文化を大切に捉えています。

講座では、受講生に日常使いの茶碗と箸を持参してもらい
村澤先生が特別に用意された
日本ならではの『尺定規』で測ります。

3

1

計量法という法律で「尺貫法」の物差し『尺定規』は、
現在流通していませんが、
この定規で測ると解ることがあるのです!

2

家具をはじめとした生活道具のデザインは
欧米化していますが
日本ならではのサイズ感や、使われ方を
考える機会になったようです。

又、日々使っている木の道具を持ち寄って頂きましたが
材料の木の名前は意外と知らないものです。

7

ワークショップでは12種類の木のサンプルを
「針葉樹」と「広葉樹」にグループ分けします。

6

杉・檜・桜など日頃馴染み深い木も
直接触って重さを感じたり、香りを嗅ぐなどして
木の個性を再確認します。

8

日本は森林大国ですが
木の事を意外に知らない事や
興味を持って見ていなかった事に気付かされます。

そして、身近な生活道具を切り口に
改めて日本人としてのアイデンティティは何かを
考えるきっかけになった講座でした。

村澤先生のプロフィールはこちら
https://www.nipponbrand.org/honka/teachers/murasawa_kazuaki/

マイスター本科第19期第7回「日本の生活デザイン」講座を開催しました

【本科 日本の生活デザイン】
集約された意味の中に
かたちが生まれる

ニッポンブランド・マイスター講座本科第19期として、第7回講座となる「日本の生活デザイン」を開講しました。講師は、デザイナーの村澤一晃先生。国内外問わず可能な限り現地に足を運んで、様々なメーカーと関係を育てながら、それぞれの魅力を引き出すデザインを生み出してきた先生です。

「そもそもデザインって何だろう?」。講座は、こんなシンプルな問いかけからスタート。例えば、将来に向けて行動指針を作ることを「ライフデザイン」と呼ぶように、時代とともにデザインは「意匠」や「図案」といった範囲を飛び越え、無形のデザインが暮らしの中に溶け込んでいます。デザインの定義は実に曖昧なのです。本講座では、村澤先生の透徹した論理と平易な語り口をもって、デザインへの理解を深めることができます。

20160602_02一昔前には一家団欒の象徴であった「ちゃぶ台」。あの丸いかたちが生まれた背景を想像する――受講生がゴールにたどり着くまでを自然な形で村澤先生がリードしていきます。「狭い日本の家屋では角のあるテーブルは危険」。「鍋料理や大皿など共用の食器を中心に置いたとき、どの場所からも手の伸びる距離が同じ」。受講生のどの発言も正解とした上で、先生が考察を加えます。「ちゃぶ台という家具の特徴は折り畳めること。それをコロコロと転がして、隙間などに収納できる。だから、円形である必要があった」。また、「過去を遡ると、日本人の食卓の基本は銘々膳で、封建制度が終わってからも家父長制として、部屋のどの位置で食事をするかで身分差を表していた。ちゃぶ台の円形は戦後民主主義を象徴するかたちといえるのではないか」。このように、順を追って具体的に、集約された意味の中にかたちが生まれることが示されていきます。

講座の後半は、森林大国日本の国産樹木を題材にワークショップを体験。下の写真を見て、皆さんは、同じ木から作られたサイコロがどれか分かりますか? 樹種の答え合わせができるよう、サイコロを裏返すと、それぞれのモチーフの焼印があります。ミズナラ・クリ・トチ・オニグルミ・ブナ・ヤマザクラ・カラマツ・ウワミズザクラ……。世界第2位の森林率を誇りながら、世界で3番目に丸太を輸入している日本の矛盾に気づき、木に対する親しみや理解を深めることは、私たち一人ひとりの責務であるといえるかもしれません。

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マイスター本科第20期第1回「うつわ」講座を開催しました

記念すべき第20期「ニッポンブランド・マイスター講座(NBM)」マイスター本科がスタートしました。

月1回全8回の講義からなるマイスター本科。初回はオリエンテーションと、NBM講座総合監修の外舘和子先生による「創造のシステムから見た日本の『うつわ』」の講義です。前半の講義では日本のうつわの歴史を遡り、後半は、受講生の皆さんが持ち寄った「日常よく使う湯呑、またはカップ」について、グループごとにディスカッションを行いました。その心は…「焼き物は、日常に使うものこそ持ち主の美意識の基準になる」――。

2009年7月の開講から現在まで、約500名がマイスター本科で学びました。「キャリアアップにつなげたい」「暮らしに活かしたい」「社会貢献に役立てたい」など、受講のきっかけはさまざまです。

一方で、日本のモノづくりの根底にある思い、それを体現する仕組みについて目を向ける日本の“モノづくりファン”という点では皆同じ。お互いが目標に向かって支え合える仲間といえます。新しく仲間に加わってくださった第20期生の皆さん、これから約8カ月よろしくお願いします。

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マイスター本科第18期第8回「これからの日本のモノづくり」講座を開催しました

【本科 これからの日本のモノづくり】
白洲信哉氏 × 外館和子氏 対談
「変化するものに美しさを見出す」

全8回のマイスター本科のラストを飾るのは、講座全体を監修されている工芸評論家・工芸史家・国際陶芸アカデミー会員の外館和子先生と、文筆家・月刊「目の眼」編集長の白洲信哉氏の対談形式の講座。ここでは、「これからのニッポンのモノづくり」に関する、おふたりの鋭い考察をダイジェストで紹介します。3時間にわたる対談の全容は、ぜひ実際の講座にてご確認ください。



外舘 「美術」と「工芸」について見てみると、「美術」はどちらかというと西欧的であり、「工芸」は日々の暮らしの中から生まれたものと言えますね。
白洲 日本は自然の中で生かされた生活観が基本だと思う。例えば「絵」。西欧は絵を壁に掛け、飾りっぱなしだが、日本の絵は掛け軸や、襖、屏風と、季節によって使い分けている。
外舘 そうですね。西欧の絵画は「フレーム=額」の中に納められ、見る人との距離がありますが、それに比べ日本の掛け軸や襖や衝立などは、人との距離がとても近いと思います。
白洲 我が家には祖父の小林秀雄(文芸評論家)が黒田辰秋氏から貰った小箱がある。(小箱を手に)


外舘 黒田辰秋は、近代を代表する木漆工芸家でどっしりとした力強い作風で、木工の人間国宝です。
白洲 我が家では気に入ったものはしまっておかず、使い倒すくらい使い続けている。この小箱も、人間国宝のものを使うのはもったいないという人もいるけど、五十年くらい使っている。角が丸くなったり色が変わったり、使う事で価値が出るという人もいる。
外舘 黒田の箱が、使い込まれる事で柔和な風情になり、使っている人がもう一つの「大らかで優しい黒田」の魅力を引き出したと言えますね。
白洲 使った時間は買うことはできないよ。
外舘 日本人は、時間の中で変化する事を良しとします。西欧はもとの形を重視し、何とか変わらないように努力し、変わってしまったものは消耗されたものとしてネガティブに捉えますが、日本人は変わっていくことにも美しさを見出します。


白洲 日本人の文化は、いろいろなものを輸入し昇華することで日本流のものにしてきた。例えば仏教のお寺。インドや中国のものとは違ってしまっている。お寺は元々金ピカだったが、経年変化で朽ちた感じを侘・寂として良しとし、塗りなおさない。素材感を大事にするのです。
外舘 それを良しとする文化ですね。割れたものを金継ぎして使い続ける文化もあります。
白洲 そう、割れる前も美しかったけど、もう一度金継ぎして新しい世界を作ってみようとする。一杯継いだから「東海道五十三次」(笑)。大切に思うものへの愛情だと思う。
外舘 日本の工芸は、修復する事を前提としていますよね。製作する時から、張り替る為に剥がし易くしてあったり、メンテナンスして使い続ける事ができます。
白洲 白洲の祖母の良い師匠だった青山二郎の言葉に「美は創造であり発見である」というものがある。まさに美は自分の価値観であって人から解説を受けて感じる事ではない。
外舘 必ずしも解説に従ってモノを見なければならないわけではないですね。まずは素直に美術を「美」として見る、モノと真剣に向き合う体験から感動が生まれます。
白洲 祖父の小林秀雄の著作「美を求める心」で語っているのは、見る行為がまずあり、純粋に見る事が大事だという事。解説が必要ないとは言わないが、まず「観る」が大事。知識はあとで勉強すればよい。
外舘 そうですね。まず感動から入って欲しいですね。見ることに対して能動的になって「感じる力」を養って欲しい。それは美術だけでなく、普段の身近な暮らしや仕事にも置き換えることができます。本来日本人が持っている「感じる力」や「丁寧に見る心」をこの講座で学んでいただきたい。

第19期「日本茶の愉しみ」講座を開催しました。

【本科 日本茶の愉しみ】
お茶と急須の切っても切れない関係

ニッポンブランド・マイスター講座(NBM)マイスター本科の「日本茶の愉しみ」の回では、日本ドリンク協会代表理事であり日本茶インストラクターの山上昌弘先生から日本茶の製法と種類について学び、実際に玉露や煎茶を味わいます。日本茶の種類ごとに特徴を引き出す淹れ方があり、基本的な点を押さえるだけでもお茶の風味は格段にアップします。

また、淹れ方と同じくらい重要なのが、急須選びです。講座の後半には、地元「常滑焼」の伝統を守りつつ、現代の生活様式に合った商品を提供する株式会社ヤマキイカイ(愛知県常滑市北条3-84)の村田典隆さんがゲスト講師として登壇。常滑の急須を例に、科学的考察を織り交ぜながら、お茶と急須の切っても切れない関係について話が展開されます。
常滑焼は日本六古窯のひとつで、平安時代末期から作られている陶器です。常滑焼と聞いて、多くの人がすぐに思い浮かべる「朱泥」の急須では、あの特徴的な朱色のもとである酸化鉄とお茶のタンニンが反応し、渋味が軽減されたまろやかなお茶を淹れることができます。さらに、釉薬を使わないしっかり焼きしめられた常滑の急須は、使い込むほどに茶渋がしみ込み、お茶の味を引き立てるといわれており、こうした原理を知っていれば、自分の気分や客人の好みに合わせてお茶の味に変化をつけることも可能です。

山上先生いわく、日本人が昔から続けてきた“おもてなし”のベースは「茶道」にあるとのこと。その言葉からも、山上・村田両先生の講義は、「日本茶の愉しむ」ためのものであると同時に、「相手を喜ばせたい」という日本人のモノづくりの精神を知るための講義であることが分かります。淹れる人、飲む人の心を豊かにするお茶について、理解を深めてみませんか?

マイスター本科第19期スタート!

2015年11月28日(土)
マイスター本科第19期がスタートしました。

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暮れも押し迫った11月末スタートの為でしょうか
今期は比較的首都圏の方が多く、
遠い方でも群馬や茨城からでした。

又、海外との関わりが深い方が多いのも特色です。

大使館関係の方、
日本に滞在している海外の方向け学校法人の方
ご主人が海外の方で海外生活が長い方などなど・・・

本科講座の講師陣は
国内外で活躍しているスペシャリストですから
日本のモノづくりが海外でどう見られているのかを踏まえ
どう伝えていくか、など、
実際にすぐ使える情報が満載の講座です!

第1回の講座のタイトルは
「創造のシステムから見た日本の『うつわ』」。

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後半はグループディスカッション。
2

それぞれが日常いつも使っている「愛用のカップ」を持ち寄り
(実物や画像など)それについてプレゼンテーションします。

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6

器について他の人の考えを聞く機会は一般にはあまりないので
このグループディスカッションが楽しかったと
多くの参加者が言っていました。

外舘先生のコメントはうつわへの愛情が溢れ、
「日常使いの器が使い手の美意識の基準になる」という言葉には
日々の生活への向き合い方が変わる素敵な言葉だ・・・
との声もありました。

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「うつわ」の講座から
日本独自の「美」や「詫び寂び」に代表される
価値観などについての発見を得、
更に学びたいことが増えますね。

本科講座の3時間は、学びの次へのきっかけを生む講座です!!

外舘先生のプロフィールは
https://www.nipponbrand.org/honka/teachers/todate_kazuko/

マイスター本科第18期「日本の色-文化とその意味」講座開催しました

2015年10月10日(土)
マイスター本科第18期第4回「日本の色-文化とその意味」講座開催しました。

講師は女子美術大学教授坂田勝亮先生。

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モノにはすべて色があり、
人にとって色はとても大事なものです。

1

しかし、色は
文化・宗教・気候・生活習慣など様々な要素によって影響を受け
その意味やイメージが異なります。

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モノづくりに関わる人も
モノを使う立場のの人も
日本人の色の捉え方と海外の方との違いなどに
気付かされる講座です。

この講座をきっかけに
日本の伝統色により興味を持たれたり
海外の文化に興味を持つ方などがおられます!

東京ミッドタウンの弊社運営店舗
THE COVER NIPPONでは毎月色をテーマにコラムをアップしています。

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10月は醸成月 葡萄色(えびいろ)
山葡萄の熟した実のような暗い赤紫色。

『葡萄』は「えび」と読まれた山葡萄の古名で、
葡萄葛(えびかずら)のことで
江戸中期頃から「ぶどういろ」と呼ばれるようになりました。
王朝文学にもたびたび登場し
古くから宮廷の人々に親しまれた色のひとつです。

坂田勝亮先生のプロフィールはこちら
https://www.nipponbrand.org/honka/teachers/sakata_katsuaki/

マイスター本科第17期最終講座開催しました

2015年9月12日(土)
マイスター本科第17期最終講座開催しました。

第17期は2015年2月にスタート。
寒い季節から真夏を経て、秋を迎え最終回です。

ニッポンブランド・マイスター本科講座では、
「うつわ」「漆」「和紙」「染色」・・・など
7回に渡り日本の歴史や伝統・文化、風土など沢山のことが詰まっている
「日本のモノづくり」について学びます。

そして迎える最終回講座のテーマは「これからのニッポンのモノづくり」です。
日本の伝統・文化に造詣が深く
「白洲家の流儀」の著者白洲信哉氏と共にディスカッションし、
受講者自身が8ヶ月でどう変化したかレポートします。

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白洲先生が編集長をしている骨董の月刊誌
「目の眼」を購入されるとその場で白洲先生がサインをして下さいます!

そして修了証書と「NBMマイスターバッジ」の授与。

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全員で記念撮影後懇親会場に移動して
「これからのニッポンのモノづくり」について語り合いました!!

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白洲先生のプロフィールはこちら
https://www.nipponbrand.org/honka/teachers/shirasu_shinya/

マイスター本科第18期「漆の話」講座開催しました

2015年8月22日(土)
マイスター本科第18期第2回「漆の話」講座開催しました

講師は漆造形家の畠中博子先生。

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漆造形作家である畠中先生の講座では
漆の歴史や表現方法などの話だけではなく
実際に使われる道具や素材がどう作られるかなどを
現物を前に伺えるのが魅力です。

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制作工程を知り、その道具を知ることで
漆製品の価値を知ることができます。

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そして、本漆のものが高価である事が頷けます。

後半は特別講師の「おもてなし研究者」福田典子先生から
時代ごとの食器としての漆の歴史を学び

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漆のトレーと洋食器の組み合わせを目の前で見せて頂き
漆器を組合わせることで設えがグレードアップすることを体感しました!!

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畠中博子先生のプロフィールはこちら
https://www.nipponbrand.org/honka/teachers/hatakenaka_hiroko/

福田典子先生のプロフィールはこちら
https://www.nipponbrand.org/honka/teachers/fukuda_noriko/

マイスター本科第18期がスタートしました。

2015年7月25日(土)
マイスター本科第18期がスタートしました。

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弊社代表の赤瀬は全国の産地を飛び回り
東京にいることが少ないのですが
本日は久しぶりに第1回講座に参加できました。

赤瀬より、各地の産地の現状など
現場に行かないとわからない最新情報を踏まえ
この講座で何を得、
そして得たものをより多くの方に伝える「伝道師」となって貰いたい
との挨拶がありました。

これから8か月の各講座で
日本のモノづくりのエッセンスに触れ
日本の伝統・文化、そして暮らしを学び愉しんでください。

まず第1回講座は
工芸評論家・工芸史家・国際陶芸アカデミー会員の
外舘和子先生による
「創造のシステムから見た日本の『うつわ』」講座です。

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第1回ということで
受講生同志が交流できるように
講座の後半はグループディスカッション。

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各自お気に入りのmyカップの魅力を披露。

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実物を持参される方
画像を見せる方など・・・
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外舘先生の
「日常使いの器が使い手の美意識の基準になる」
という言葉が皆さんの心に深く刻まれたことと思います。

外舘先生のプロフィールはこちら
https://www.nipponbrand.org/honka/teachers/todate_kazuko/

マイスター本科第17期第4回「日本の生活デザイン」講座開催しました

2015年5月16日(土)
マイスター本科第17期第4回「日本の生活デザイン」講座を開催しました

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担当の村澤一晃先生はご自身を「股旅デザイナー」とおっしゃる
プロダクトデザイナーです。

「デザインは生活や行動のすべての中にある」を信条とし、
机で図面を描くのがデザインでないことを実践しています。

これまでに国内外100以上の工場を歩き回り、
道を歩くとき、飛行機で移動するとき、稼動する工場を見つめるとき、
誰かと会話するとき、そこからデザインを紡ぎだしていきます。

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村澤先生は日本だけでなく
イタリアに留学してデザインを学び、
現地で働いた経験を踏まえ
日本の文化を大切に捉えています。

講座では、受講生に日常使いの茶碗と箸を持参してもらい
村澤先生が特別に用意された
日本ならではの『尺定規』で測ります。

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計量法という法律で「尺貫法」の物差し『尺定規』は、
現在流通していませんが、
この定規で測ると解ることがあるのです!

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家具をはじめとした生活道具のデザインは
欧米化していますが
日本ならではのサイズ感や、使われ方を
考える機会になったようです。

又、日々使っている木の道具を持ち寄って頂きましたが
材料の木の名前は意外と知らないものです。

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ワークショップでは12種類の木のサンプルを
「針葉樹」と「広葉樹」にグループ分けします。

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杉・檜・桜など日頃馴染み深い木も
直接触って重さを感じたり、香りを嗅ぐなどして
木の個性を再確認します。

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日本は森林大国ですが
木の事を意外に知らない事や
興味を持って見ていなかった事に気付かされます。

そして、身近な生活道具を切り口に
改めて日本人としてのアイデンティティは何かを
考えるきっかけになった講座でした。

村澤先生のプロフィールはこちら
https://www.nipponbrand.org/honka/teachers/murasawa_kazuaki/