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色は“文化・宗教・気候・生活習慣など”により、持つ意味や役割が異なる!!

2014年4月5日
NBM本科第13期第6回「日本の色-文化とその意味」講座を開催しました。

この講座では代表的な色について
「色彩と文化」の視点から紐解いていきます。

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代表的な色「黒」は「白」と並んで日本文化にとって重要な色です。

日本では白は神の色であり
黒は仏の色と位置づけられています。

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元来、中国から仏教が伝来したときは
紅や紫、黄色といった色とりどりの色彩が用いられ
絢爛豪華な色彩でした。

しかし、仏教が武家政権と結びつくことで
質素を重んじて墨染めを用いるようになり
日本では黒のイメージが定着したのです。

又、クロは「黒」を使う以前から「玄」という文字を用いていました。
「玄武」という亀に蛇が巻き付いた神様は
北方を守る神。

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北方は「暗い=黒い」場所なので「玄」の文字のついた神が担当し、
他の三方(南・西・東)にもそれぞれ色の名がついた守り神がいる。

色のついた名前を探していくと
様々な発見があり
色がどのように日本の文化に関わっているか
より深く学びたくなります!

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