- 2014年3月30日
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「日本の紙-和紙」講座から学ぶニッポンの礼節。
マイスター本科第14期第2回「日本の紙-和紙」講座を開催しました。
和紙は世界の紙の中で最も薄く、強く、風合いが美しいといわれています。
「楮(こうぞ)」「三椏(みつまた)「雁皮(がんぴ)」など
原材料により特色があり
同じ原材料でも地域により出来上がる和紙は異なります。
講師の大柳先生は和紙造形作家。
ご自身のネットワークで集められた手漉き和紙は
日本各地の人間国宝のものなど貴重なものばかりです。
この貴重な和紙の標本を受講生は頂くことができます。
何種類もの和紙を実際に見比べ、触れる事はなにものにも代えがたいですね。
大柳先生が力を入れ、受講生に伝えているのが和紙を使った
「折形(おりかた)」です。
「折形」は、室町時代から上級武家の間で伝えられてきた
贈り物を和紙で包む作法。
相手を敬い、快い人間関係を保つ為の
礼をつくした心を形にしたものです。
ちょっとしたお金を渡す時に
こんな千代紙で包んで渡すと
相手の方が喜んでくださりそうですね。
和紙を日常で使うことで
心豊かな日々に繋げられたら嬉しいですね。