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マイスター本科第10期第3回「日本の紙-和紙」講座を開催しました

2013年5月25日(土)
マイスター本科第10期第3回「日本の紙-和紙」講座を開催しました

講師は「和紙造形作家」の大柳久栄先生です。
大柳先生は、書写用料紙制作、建築空間のための創作、
本の装丁・装画、内ち紙の研究などを長年されています。
又、講演、執筆活動などを通じて和紙の伝承にも幅広く活躍。
江戸末期に「南総里見八犬伝」などを手掛けた版元の分渓堂工房を主宰しています。

第1部は「和紙の歴史」
律令国家の成立と共に公文書用の紙の生産が本格化し、
日本各地でその風土に合った特色ある和紙が生まれてきました。



第2部は「和紙の製造工程を知る」です。
“石州半紙”の製造工程をDVDにて学びます。
和紙と洋紙の違いがわかり、和紙の価値を認識できます。



大柳先生の講座では和紙の見本帳や千代紙など
貴重な資料が配布されます。






第3部は和紙を使っての「折方(おりかた)」のワークショップ。
「折方」は、ちょっとしたお礼のお札を包む「紙幣包み」や
お客様が残したお菓子をお持ち帰り頂く時に包む「残菓包み」など
心を伝える礼法です。



半紙や千代紙を使ってのワークショップで
和紙を身近に感じて頂けました。



日々の暮らしに和紙をこんな風に使っていきたいですね。

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