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産業観光型NBM講座 晴れの國 岡山・備前焼をめぐる旅のレポート

日程 2011年11月19日(土)~20日(日) 場 所 岡山県備前地域

岡山のまつり寿司を昼食に
 

旅のスタートは岡山駅から


昼食は喜怒哀楽にて、岡山のまつり寿司を頂きました。ままかりにからごと食べられる海老に海の幸を堪能。
 

備前焼作家の窯場を訪問
 


備前焼の作家の窯場を訪問。大蔵窯の中野さん。大きな登り窯をみせていただき、
備前の土本来の力を生かした釉薬を使わない焼き方や
通常よりも低い1000℃ほどの温度で2週間以上も焼くことを教えていただく。
良質な土や赤松の産出あっての産地であることなど教えていただく。
皿を割っても中までしっかり同じ色は素材の力の証明。


  備前陶友会館訪問
 

備前焼陶友会館にて、備前焼の歴史や特徴と人間国宝4氏について教えていただきました。
人間国宝は作品の力や表現はもとより、備前焼にいかに貢献したかが重要のようでした。
例えば伊勢崎さんの人づくり。


人間国宝伊勢崎淳氏の窯元を訪問。入り口からの凛とした空気に気品を感じました。
 
 
備前焼人間国宝伊勢崎氏窯元を訪問
 



窯元の様子。完成した作品の数々と作業台。
工房の中がとても美しく、空気だけでよいものが作られている空間だと想像できる。
左下のお二人は現在のお弟子さんで人間国宝伊勢崎さんは人材育成に惜しみない力を注ぐ。
右下の作品は年明けに日本橋三越にて発表する作品たち。
埴輪のような人を想像させる備前焼に作家の魂をみる




伊勢崎さんの工房近くのトンネル窯を見学。登り窯をそのまま斜面にそわせるようにつくっています。
自然な景観を生かした窯とまわりの風景のキレイさにひかれました。
トンネル窯の内部は段々になっていて奥から順に並べて焼いていきます。
模様や色は藁で結んだり、焼き物を重ねたり、場所を変えたり、
シンプルに土の力を生かして作っていくことを知りました。
焼き上げるの使用する薪の量はとてつもない量で2週間以上も焼き続けるそうです。

備前焼山本竜一氏窯元を訪問
    備前焼で楽しむ岡山の海の幸と作家さんとの交流
 


備前焼の器に並ぶ、瀬戸内の御馳走の数々。
備前焼は和のしつらえにとてもよくマッチし使うごとに味わいが増すことを器の様子が物語っています。
備前の風土や素材の土について。
自分の故郷との違いを作家さんたちとの話から感じることの多い時間でした。
又、商品の選び方について高いからよしとする風潮や、値札で判断するもの選びへの疑問、
自分たちがいかにしてもの選びをしていけるかなどの話題がとても考えさせられました。
岡山がこんなにも海の幸に溢れる場所だといままで知りませんでした。

日本のエーゲ海をのぞむ牛窓のオリーブ園


瀬戸内海に浮かぶ島々の景色は日本のエーゲ海と唄われ本当に美しい景色でした。
岡山の牛窓と香川の小豆島が特産のオリーブについて実物を目にしてお伝えいただきました。
ピュアオリーブオイルとEXバージンオリーブオイルの違いは精製の違いであることも知りました。
保湿効果など肌への効果もあるオリーブに興味をいだく時間でした。
 
 
岡山から地域を発信する吉備土手下麦酒の熱き話
 


吉備土手下麦酒の社長さんはとてもユニークで固定観念に囚われない素敵な熱い方でパワーをもらいました。
岡山を発信するために、この場所にきてできたてを飲んでもらいたい、その思いで麦酒をつくられています。
岡山の果物ピオーネや桃を使った果汁の旨味と香り溢れる麦酒に飲めない自分も旨いを感じました。
また、 プラントがなくても寸胴ひとつからでも新鮮な麦酒ができることを知り目からうろこでした。
素晴らしい取り組み脱帽。
 
 
ぶどうの木舎にて岡山の食を堪能 猪肉のハンバーグ
 

  
2日目の昼食は人気レストランで岡山の食材を味わいました。
どれもこれもシェフの思いのこもった料理においしいことこの上なしの料理でした。
とりわけ、猪肉100%のハンバーグのおいしさにはびっくりしました。
 
 
備前焼超熟の醸造元キミセ醤油訪問
 
 
   
最後に訪問したのは岡山を代表する醸造蔵元キミセ醤油さん。
近代化されたクリーンな設備の中で、醤油づくりが営まれており、
備前焼の大窯に24時間超熟させる仕上げの工程はとても興味深いものでした。
御用聞き営業や全ての醤油を紙パックに15年以上前に切り替えている姿。
古さと斬新さを併せ持った商売の在り方にオンリーワンで地域ナンバーワンの強さを感じました。
おみやげにお醤油をいただきました。
キミセ醤油さんで岡山の旅はフィナーレです。
 
 
  
全体総括

 

晴れの国岡山を訪問して
岡山という土地をはじめてゆっくりと訪問させてもらって、様々な気づきを得ることができました。
自らの暮らす岐阜との違いを考える上でも日本にはその土地その土地ならではの個性と
オリジナリティーがあることを再認識することができとても嬉しかった。
風土の違いや地理的要因はやはり産業にとても影響するのだということ。
岡山の備前という場所、山間でてっきり海は遠いだろうと思っていたら、
山を越えたらすぐだと教えていただきとてもびっくりした。
岐阜なら山間の続きはさらに深い山となり、水の源流を辿ることにつながるが、
備前の場合は山と海が背中あわせの風土でとても両者が近いことを知りその違いがとても面白かった。
そのことで海の魚や貝にも山からミネラルが注いでいて、牡蠣がとても美味しいこと。
広島に負けていない事実。
産地はやはりその土地の個性を生かし、他にはないオンリーワンになれるその土地ならではのものを
磨いていく必要があることを岡山を訪問し強く感じた。
そして、いままで以上に自らの土地の足元を見つめなおし、日本全体で足りないことを補足しあえるような
ホスピタリティーのある国に近づいていく取り組みをしたいと感じました。
単なる、観光ではない、産業の観点からみた土地の訪問に大きな価値と気づきを得る2日間を過ごせたこと、
岡山のみなさま、コーディネーターのみなさまに感謝の心をお伝えしたいと思います。ありがとうございました。

 
 
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