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特別講座モノづくり塾 「椀を仕立てる~受け継がれる日本の文化1」開催

10月8日(土)、特別講座モノづくり塾 「椀を仕立てる~受け継がれる日本の文化1(「うるし椀」について)」を開催いたしました。


今回は、マイスター本科で漆の講座を担当していただいている漆造形家の畠中博子氏と、
自らも工芸家であり全国にわたって地域産業支援を行っている西山英煕氏のお二人を講師に迎えました。

【当日の様子】
 
まずは、「うるし」「漆器」の歴史や産地をおさらい。
縄文時代には既に土器にかけられていた「うるし」に始まり、貴族のものから庶民が使うようになるまでなど、
マイスター本科でも少し触れた内容のほか、時折こぼれ話などを交えながら、興味深いお話に耳を傾けました。

 
また、今回の「椀を仕立てる」にあたり、「時代椀大観」を拝見!
時代椀大観とは、伝統工芸の復興に力を尽くした漆芸家松田権六氏が編集した漆椀の研究書で、
名品と呼ばれる数々のお椀の復元写真や模写図、そして蒔絵の配置図、断面図などが詰まっています。

幻ともいわれる資料を実際に目にし、紙への緻密な復元の様子に、ただただ感嘆するばかり。
古くの漆椀をこのように見直すことで、新たなものを創りだすために編集された資料は、
これから「椀を仕立てる」皆さまにも刺激になったのではないでしょうか。

 
最後は、具体的に「椀を仕立てる」ための、素材・塗り・デザインに言及。

現在までに変遷する漆器で主流の樹種や、木取りにおける竪木・横木のメリットやデメリット、
塗りの種類にお椀のサイズの決め方など、予備知識として必要なことはもちろん、
それぞれに豆知識を挟みつつ、勉強しました。

デザインに関しては、「とにかくスケッチをすること。」とは、西山先生の言。
人間の目に見えているのは、脳の4%の範囲でしかなく、
残りの96%を引き出すには、この過程を省くことはできないそうです。
さらには、度重ねたスケッチの中に、ある時「コレ」というものが現れるので、
そこに辿り着くまでのプロセスも破棄せずにとっておくのが大事とのこと。
「椀」に限らず、あらゆるデザインに関して当てはまる、貴重な視点をうかがうことができました。

初回は、あっという間の160分。(話に花が咲き40分近く延長です!)
漆椀のサンプルを手にとりながら、「自分が使いたい椀」のイメージがだいぶ固まったことと思います。
皆さん目を輝かせて、「生地は欅で、塗りは、、」と呟いていました。

次回は、実際に作りたいお椀のデッサンを持ち寄ります。
「椀を仕立てる」、まだまだ間に合いますので、初回講義に参加されなかった方も、
10月22日(土)の講義、11月と1月の産地見学と、
ご興味ございましたら、単発参加をぜひご検討ください。

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