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いつか自分の店を持ちたい—夢を叶える後押しになった講座
器と道具「つみ草」経営 小林裕二さん (1期生)

小林さんと小林さんのお店




小林さんのショップ「つみ草」

一番始めの仕事は京都のやきものメーカーのデザイナー職につきました。そこでやきものの勉強を数年したあと東京のデザイン事務所に入社し、家具などのプロダクトデザインや店舗設計などの仕事をしてきました。とにかくモノづくりの仕事にはずっと関わってましたが、以前から妻と「いつかは二人で自分達のお店をやりたいね」と話してはいたんです。でも具体的にいつから、とまでは考えていなかったのですが、2009年に入った頃、やっぱりもう一度やきものに関わる仕事がしたい、そして夢だった自分の店にもチャレンジしたいと思うようになりました。

ちょうどそんな矢先に、タイミングよくニッポンブランド・マイスター講座のことを知りました。自分が勉強したいと思ったときにこの講座の案内がきたので、そのタイミングにはビックリしました(笑)。でもこれは自分にとって「ご縁」だと思い、素直に受けてみることにしました。

講座では基本の知識から改めて勉強する良い機会になりました。そしてなにより講座スタッフや受講生の皆さん、講師の先生など色々な人に出会えたことが自分に取っては何よりの財産になりました。そしてニッポンブランド・マイスター講座受講中の2009年12月、日本の手仕事で作られた品を集めた店を吉祥寺にオープンしました。自分の店では作家の名前に頼ったラインナップではなく、それぞれの地域の暮らしの中できちんと作られているモノづくりを大切にし、そういった品を取り扱っていきたいと思っています。

今は店をオープンして数ヶ月たったばかり。でもこれはあくまでスタートであって、これから継続していくことが一番大変。このご時世なので、このタイミングに出店することに対して周りにはたくさん反対もされました。でもそれは世の中のタイミングであって、僕にはこのタイミングしかなかった。だって来年まで待ってみても世の時勢が良くなる保証はないし、そうしていく間にもどんどん年はとっていくし(笑)。だからこのタイミングでニッポンブランド・マイスター講座を受講したことは本当に大切な縁だと思うし、第一期生であるということに誇りを持っていきたいですね。

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